経済的自由のススメ

タダでもやりたいことで勤労所得を得て、投資で不労所得を得て、それを死ぬまでに全部使い切る、という生き方のススメ

IT世界で生きていくための仕事について考えてみました

日本語になってない文章が延々と続く大型案件と延々格闘して粗訳を作り、急ぎの重要案件とかいう短い割り込み案件と簡単だけど結構な文字数で納期が短い集中一本勝負みたいな割り込み案件をこなし、その後最初のサイアク案件に戻って2日半かけて見直しと校正してようやく納品して、たった今人間界に戻って来た今村です。みなさんお元気でしたか?

この間「ホワイトカラーの仕事はだんだんコンピュータと競うことになるから、コンピュータができないこと、つまり人間らしいこととは何かを考えるべき」という話をしました。

新卒フリーランスしたい人もそれを批判したい人も、まずこの本を読め - 経済的自由のススメ

あのあと、コンピュータではできないとか人間らしいとかって具体的にどういう仕事かなとなんとなく考えていて、巷の専門家たちは何て言ってるのか仕事が一段落ついたら調べよう!と思ってたんですが、なんか今回の仕事疲れたし今そんなことしたくないので、代わりにワタクシ今村の勝手な想像と独断と偏見でテキトーに理論展開することにしました。

……ということで、今思いついたものをリストしてみましたので、是非、将来の身の振り方を決める際に参考にしてください。

今まで認識されてなかった競技のアスリート

まずアスリートでしょう。身体張って観衆を感動させる仕事っていうのは何をどう頑張ってもコンピュータにはできない。て言うか、IT技術のおかげで逆にテレビでのスポーツ観戦なんかもどんどん発達してるし、アスリートのトレーニング方法なんかも進化してるから、IT技術はむしろアスリートが活躍する場を盛り上げてます。

身体を張ってというか、身体を使って人々を笑わせたり感動させたりするという意味では芸人とか役者とかもコンピュータと競うことはないと思います。ただ、アスリートと比べたとき、芸人とか役者が活躍する新規の場っていうのはあんまり想像できないかも。そういう意味では未知の可能性みたいなのは感じない。

でもスポーツに関しては新規の場ってあると思うんですよ。現在競技として認識されてないものが人気を集めて主流化する可能性。何があるかって?……いや、ちょっとそこまでは……ゴニョゴニョ。でも昔はなかった競技ってあるでしょう?

例えばスケートボード。あたしが渡米した80年代後半ってスケボーキッズってごろごろいたけど、当時はどっちかって言うと車の免許が取れる年齢に達してない子供たちの遊び道具とか移動手段というか、そういうレベルのものだった。でもなんか難しい技がどんどん発達して年齢層も上がってきて、気づいたらいつの間にかマウンテンバイクとかオートバイと一緒にエックスゲームとか言って立派な競技になってたじゃないですか。そして昔はなかったプロスケーターなんていう職業ができちゃった。

もっと昔の話をすれば、新体操とかシンクロナイズドスイミングとかもあたしが子供の頃に人気になってオリンピック種目になったりしたわけだし、つまりそういうことだと思うんですよ。現在認識されてない競技種目で将来活躍する人が出てくるはず。

……というわけで、「IT世界とか言われてもわかんねー、スポーツしかできねー」なんていう人、いいんです、新しいスポーツを開発してトップ選手になりましょう。

プロジェクトコンシェルジュ

……っていうのは今あたしがテキトーにつけた名前だけど、イメージとしては中小企業向けのプロジェクトアウトソーシングの相談窓口みたいな仕事です。例えば、大企業の場合は広報部があって広告代理店にブランディングからウェブサイトのデザインなんかを全部やらせたりするわけだけど、中小企業でそういう大がかりなことできないようなところって今まで広報担当者がフリーランスのデザイナーとかプログラマー雇ってウェブサイト作ったりしてたと思うんですよね。それを「新しいロゴ作ってウェブサイト作って多国語で展開したいんですよ」みたいに言うと、それに応じてフリーランサーを各分野から選りすぐってチームと予算を組んでプロジェクト管理してくれるのがプロジェクトコンシェルジュなわけです。要はいろんな分野のフリーランサー人材を束ねてプロジェクトを企画・運営してくれる人。

いいか悪いかは別として、IT社会では企業に属さないでやってく人が増えると思うんですよね。だから、フリーランサーと市場のニーズが効率的・効果的にマッチングされてると言い難い現在の状況は、今後一層問題になるはず。クラウドソーシングはフリーランサーと市場を結びつける試みではあるけど、あたしが知ってる限りでは人材の叩き売り場でしかなくて、まともな専門スキルを持ったフリーランサーが参加したい場じゃないし、品質と時短を求めるクライアントからしたら、人材の当たり外れが激しいとか、自分で専門分野ごとに人材探さなくちゃいけないとか、短所も多いプラットホームです。安かろう悪かろうでいい人もいるけど、そうじゃない人には分野別のクラウドソーシングは使い勝手が悪い。

だから、縦割りクラウドソーシングを複数使って自分でプロジェクト管理するんじゃなくて、横割りクラウドソーシングを提供して管理してくれる人(またはビジネス)が必要になってきます。もしかしたらずっと先にはコンピュータがフリーランサーの詳細データベース検索や簡単な能力審査なんかをして人材を調達し、プロジェクト管理もしてくれるようになるかもしれないけど、とりあえず「何をどうやる」みたいなプロデューサー的な仕事はしばらく人間がやると思うんですよ。

誰かどうですか?今始めれば先発者優位性バッチリですよ。

ベンチャーキャピタリストやインキュベータ

やっぱり日々の不便さに目をつけて何か開発したり、新しい閃きを得て何か発明するのは人間の仕事でしょう。それに自動化できることはコンピュータにやってもらえばいいんだから、逆に言えば人間はそういう発明とか開発活動に専念できるようになるはずです。

でも企業で事業の効率化を図る一環として何か開発するとか、そういう型にはまったプロジェクトは資金がつきやすいかもしれないけど、発想が自由になればなるほど組織でやる可能性が減って資金を得られない可能性が増えるものです。そしてもっと発想が自由になる方向に未来が進んでいくと、面白いアイデアだけど資金が得られないケースがさらに増えて、資金を集めて経営コンサルしてアイデアの商品化を支えるベンチャーキャピタリストのニーズが高まるというわけです。で、似たようなところで起業に関わる諸々のプロセスをサポートするインキュベータのニーズも高まると。

あと、貧富の差って今どんどん広がってて問題になってるけど、あれは見方を変えるとお金が一定層に集まって循環してないわけだから、資金投入先のニーズがあるとも言えます。今ソーシャルレンディングが増えてきてるけど、あれは銀行がリスクが高いものに融資できなくなってきてるせいで資金確保が難しくなってる組織と、金利が下がったせいで銀行預金しておくのが馬鹿らしくなった人たちが直接そういう組織に資金融資してもいいと思うようになったところをうまく結び付けてるわけですよね。だから裕福層の投資ニーズと発明や開発の資金のニーズをうまく結び付ける人は成功するでしょう。

ジャーナリスト&情報キューレーター

いや、情報キューレーターって既にたくさんいますが、なんつーか、いろんなキューレーターさんとかキューレーターサイト見ないと結局分からない、みたいなところありませんか?個人のキューレーターの場合、情報はやっぱりその人が発信したいものに限られるわけで、その人の思想とか分かってないと客観的に情報を消化できないし、まとめサイトとかはどこの誰か分からないような人がただ感情にまかせて意見言ってたりもするし、ジャーナリスト的にいろんな面から物事を客観的に見つめて、ちゃんと裏とって、体系的に分かりやすくまとめてるところってないと思いませんか?

え?テレビ?そういう弾圧に屈してなんでもないことをドラマチックに報道したり、報道すべきことを報道しない偏ったものはジャーナリズムとは言いません。あれは単なる広報またはエンターテイメントです。新聞はテレビよりちょっとマシな気もしますが、似たようなもんです。

これこそコンピュータが客観的にやればいいような気もしますが、グーグルだってまだ検索結果のランキングするときにサイトのコンテンツが間違ってないかとか確認できないわけですよ。それにやっぱり情報を並べるだけじゃなくて、それはつまりどういう意味でどういう影響があるのかみたいなことを考えるのも今のところ人間なんじゃないですかね。

IT社会、情報が溢れすぎてて雑音が大きすぎて、そういう意味で人の判断力を鈍らせています。それを解決する仕事のニーズはあると思うし、今後もっと重要になると思います。

プロフェッショナル話し相手

Pepperくんで事足りちゃう可能性も無きにしもあらずですが、あたしは匿名性のあるプロの話し相手っていう職業はあったら売れると思うんですよね。精神科医とかお悩み相談室みたいなところまではいかないけど、家族とか友達みたいに知ってる人じゃない誰かに真面目な話を客観的に聞いてもらいたい人って結構いるはずです。実際、Twitterとかブログとかをそういうののはけ口にしてる人ってたくさんいるでしょ?でもTwitterで細かいことまで言えないし、ブログで細かいこと書いても反応もらえるとは限らないし批判されたり炎上したりする可能性もあるし、全部記録に残っちゃう。

だから、個人情報聞かないけど話はじっくり聞いてくれる、しかも自分が話したい分野に精通してるっていうプロの話し相手のニーズってあると思うんですよねー。アメリカでプロの添い寝屋さんがいて結構売れてるって話を聞いたことがあるけど、そういうことってやっぱりロボットじゃダメでしょう?

あ、そういう意味ではセックスもそうだ、絶対ロボットに取って代わられることはない。だからあっち系の仕事も絶対なくならないですね。今後増えるのかは分かりませんが。

IT技術の進化から生まれたり進歩したりする職種

ここまで書いてきて思ったんですが、コンピュータと棲み分けする路線じゃなくて、コンピュータありきで発展する分野もたくさんありますね。というかそっちの方がメインかも。CGが発達してもポイントは人間がそれをいかにクリエィティブに使えるかだし、ビッグデータの分析とかだって、何をどう分析するか考えるのは人間だし、分析結果を見て何にどう応用するか考えるのも人間です。あと、ゲームがもの凄く発達してきたおかげでプロゲーマーなんていう仕事が出てきたりもしてるし。

こう考えると、ホワイトカラーの仕事ががが……なんて言っても、ホワイトカラー的事務職に固執してる人以外は結構いろんな道があるような気がします。

ただ、思考体力つけていろんなことを掘り下げて考える癖をつける、というのは間違いなく必要ですが。