こんにちは~。
今頃2017年の集計すんの?って話ですが、そうです、ええ。
いや、2017年10月中旬までに完済したファンドのレポートはしてたのでしばらくいいかと思ってたんですけどね、年末に早期償還が数本あり、なんだかんだであれから8本完済したんですよね。それに「2017年」で集計しとくと参考になるかなと思ったので。
……ということで、まずはその8本のレポートをして、最後に2017年の集計をしておきます。
2017年10月中旬~12月末までに完済したファンド
前回と同様、完済した順序に概要と結果をリストします。
リターンの計算の仕方も前回と同じで、合算と比較のために、分配方法や各業者の計算方法にかかわらず「リターンの年率換算 = (税引前の利益 ÷ 元本)÷ 運用期間 × 12」とします。
また、期待利回りと確定利回りの差を分かりやすくするように、期待利回りは「各社のサイトのシミュレーションで出た金額をもとに「(税引前の利益 ÷ 元本)÷ 運用期間 × 12」で計算しています。
*つまり、各社のファンドの募集条件に記載されている利回りと微妙に違うケースがあるということですので注意してください。
ラッキーバンク:第132号ローンファンド
なんか余分な資金があったんだと思います。よく覚えてないんですが(←コラ)100万円入れてました。
普段は1つのファンドにこんなに入れてません。
最近は面倒になってきて50万円くらいずつ入れていますが、ソーシャルレンディングを始めた当初は1ファンドに入れるのは30万円くらいでした。
まあそれはおいといて、ファンドの詳細は以下の通り。
- 案件数:2案件
- 運用期間:14ヶ月
- 投資額:100万円
- 想定受取収益(税引前):119,731円
- 運用利回り(年利):10.26%
- 確定収益(税引前):119,731円
- リターン(14ヶ月で):11.97%
- 年換算利回り:10.26%
想定額通り、返済スケジュール通り、キッチリ返ってきました。
ラッキーバンクのファンドに興味がある人はこちら>>ラッキーバンク
クラウドリース:ウィンターキャンペーンローンファンド【第一弾】3号
約束手形を担保にしたパチンコ業務のファンドです。パチンコ業界どうなの?という意見もありそうですが、昔から取引がある中堅企業だと代表の武谷氏がコメントしていたので買いました。こちらは2016年に買ったものだったので30万円しか入れてませんでしたが。
詳細は以下の通り。
- 案件数:2案件
- 運用期間:10ヶ月
- 投資額:30万円
- 想定受取収益(税引前):24,851円
- 運用利回り(年利):9.94%
- 確定収益(税引前):24,861円
- リターン(10ヶ月で):8.29%
- 年換算利回り:9.94%
10円の差がなんなのかはよく分かりませんが、想定通りに償還されました。
クラウドリースのファンドに興味がある人はこちら>>クラウドリース
LCレンディング:【不動産担保付】東北早期復興支援ファンド7号
東北早期復興に関わる人たち向けの低価格ホテルの案件でした。買ったのは2016年でしたが、賃貸収入の見込みが高く運用期間も長めだったので、50万入れていました。
……が、早期償還されちゃいました。
詳細は以下の通り。
- 案件数:2案件
- 運用期間:12ヶ月(もともとは18ヶ月の案件だったのを早期償還)
- 投資額:50万円
- 想定受取収益(税引前):76,586円
- 期待利回り(年利):10.21%
- 確定収益(税引前):55,516円
- リターン(12ヶ月で):11.10%
- 年換算利回り:11.10%
ちゃんと18ヶ月お金を働かせてくれなかったけれど、その分年換算利回りはちょっと上がりました。
*ファンドの組み方によっては早期償還でリターンが上がらないものもあります。
LCレンディングのファンドに興味がある人はこちらから>>LCレンディング
クラウドクレジット:東欧金融事業者支援ファンド14号
東欧金融事業者支援ファンドは結構何回も買っています。今のところ安定ファンドという印象です。
これは為替ヘッジなしのバージョンです。
ファンドの詳細は以下の通り。
- 案件数:案件別にはなっていないが複数の事業者が対象
- 運用期間:7ヶ月
- 投資額:30万円
- 想定受取収益(税引前):17,400円
- 期待利回り(年利):9.94%
- 確定収益(税引前):39,195円
- リターン(7ヶ月で):13.07%
- 年換算利回り:22.40%
今までの為替ヘッジなしのパターンと同じで、運用利回りは想定通りだったけれど円安が進んだため為替差益が大きく出た、という形になりました。
クラウドクレジットの良いところの1つは為替ヘッジなしでファンドを買う選択肢があることですね。もちろん為替が逆に動けば期待利回りを下回ったり元本割れしたりする可能性もあるので注意が必要ですが。
クラウドクレジットのファンドに興味がある人はこちら>>クラウドクレジット
トラストレンディング:不動産担保付ローンファンド30号
都心のマンションの案件です。これも2016年に買ったファンドですが、運用利回りが12%だったので50万円入れていました。
- 案件数:2案件
- 運用期間:12ヶ月
- 投資額:50万円
- 想定受取収益(税引前):60,000円
- 運用利回り(年利):12.00%
- 確定収益(税引前):64,569円
- リターン(12ヶ月で):12.91%
- 年換算利回り:12.91%
メインじゃない方の案件が8月の時点で早期償還になり、メインの案件がスケジュール通りの償還になりました。結果的に少しだけリターンが想定を上回りました。
トラストレンディングのファンドに興味がある人はこちら>>トラストレンディング
OwnersBook:港区・中野区マンション第1号ファンド第1回
リスク低めのマンション案件でした。2016年に書いた会社比較で述べたように、不動産の目利きという点でOwnersBookは良いんじゃないかと思っています。期待利回りはかなり低く設定されていますが、物件売却時にターゲット価格を上回ると追加配当が出るしくみになっているので期待利回りを大きく上回ることもあります。
ただ、案件が少なくて買いにくいんですよねー。その関係で買っていなかったんですが、今回ようやく重い腰を上げて買いました。
なのに、3ヶ月で早期償還……。ちょっとがっかりでした。
詳細は以下の通り。
- 案件数:2案件
- 運用期間:3ヶ月(もともと12ヶ月)
- 投資額:30万円
- 想定受取収益(税引前):15,121円
- 期待利回り(年利):5.04%
- 確定収益(税引前):6,259円
- リターン(3ヶ月で):2.09%
- 年換算利回り:8.35%
確定利回り的には想定を上回って7.1%でした。それに早期償還の関連で年換算利回りはまあまあのところで落ち着きました。
OwnersBookのファンドに興味がある人はこちらから>>OwnersBook
LCレンディング:【開発案件】LCPセレクトファンド49号
ホテル開発案件です。事業内容的には失敗しそうにないだろうという感じでしたが、LCレンディングが運営に携わるSPC(特別目的会社)が融資先で実質的に保全があるから担保も保証もなし、という案件です。運用利回りも6.75%であんまり高くありません。
たぶん他にお金を入れたいファンドがなかったんだと思います。(←コラ)
51万という半端な額は半端な分配金を一緒に再投資したからです。
詳細は以下の通り。
- 案件数:2案件
- 運用期間:10ヶ月(もともと12ヶ月)
- 投資額:51万円
- 想定受取収益(税引前):34,395円
- 期待利回り(年利):6.75%
- 確定収益(税引前):27,142円
- リターン(10ヶ月で):5.32%
- 年換算利回り:6.39%
運用期間12ヶ月だったのが10ヶ月で早期償還されました。で、こちらは早期償還でもリターンが上がらないパターンで、結局想定を下回りました。残念。
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LCレンディング:【開発案件】LCセレクトファンド94号
こちらもホテル開発案件です。上のと事業内容は同じです。こちらの方が運用期間が長く、その分ほんの少しだけ利回りが高かったんですが、結局こちらも早期償還になりました。
詳細は以下の通り。
- 案件数:2案件
- 運用期間:8ヶ月(もともと24ヶ月)
- 投資額:31万円
- 想定受取収益(税引前):43,505円
- 期待利回り(年利):7.02%
- 確定収益(税引前):13,662円
- リターン(8ヶ月で):4.40%
- 年換算利回り:6.61%
LCレンディングはリターンを狙っていくときの選択肢じゃないですね。ただ、LCホールディングスがバックにいて、実際にLCホールディングスが保証する案件などもあるので、堅実にやりたい人にはいいかと。
LCレンディングのファンドに興味がある人はこちらから>>LCレンディング
2017年のリターン
……ということで、2017年中に償還したファンドは29本でした。
まだ償還していなくて分配金だけ出ていたファンドももちろんあるし、分配金はわりとすぐに再投資されているので償還しなくても別のリターンを生み出してはいます。でも最終的に元本が戻ってこなければ意味がないので、2017年末の時点で償還したファンドのみ(延滞があるカメルーンのファンドも償還した部分だけ含めて)をまとめるとこんな感じです。
- 投資額(延べ額):10,880,082円
- 確定利益:902,375円
- 平均年換算利回り:12.67%
まとめ
2017年は延べ1千万ほどの資金が90万ちょっとの利益を産んだ、ということになります。
単純に902,375円を10,880,082円で割ると8.29%なので特にスゴイというわけでもないんですが、10,880,082円は延べ金額であり、全部が全部12ヶ月間働いていたわけではないので、実際のところは平均の年換算利回りにもう少し近くなるんじゃないかと思います。
とは言え、キャピタルゲインを狙える株式には負けますね。(笑)
でもラダリングできるので、一定の現金を持っておく手段としてはかなりいいんじゃないかと思いますね。現金を定期預金してる人なんかには断然こっちをオススメします。
あと、株式市場とあんまり連動してないので、株とは別にこっちにも資金をいれておくというのもアリかと。
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でもソーシャルレンディングって大丈夫なの?と思う人はこちら読んでみてください。
ソーシャルレンディングの会社については、少し前にダメな会社の法則を使って比べたので参考にしてください。
また、会社比較もこちらでしていますので参考にしてください。