経済的自由のススメ ~そのあと~

経済的自由を得て現役引退したあとの生き方

根拠の無い自信の正体とそれをものにする方法

少し前に、やりたいことが見つからない人はどうしたらいいか、具体的な考え方と方法の説明をしました。

やりたいことが見つからない人のありがちな間違い - 経済的自由のススメ

でも、人生はやりたいことさえ見つかればあとは簡単……というわけではないんですよね。やりたいこととして追求できるものを見つける努力、そして、見つけたら見つけたで実際にそこに辿り着く努力が必要です。

大変と言えば大変なんですが、この見つける過程も辿り着く過程も、辿り着いた状態とはまた違った楽しさがあります。やらなきゃ損です。

なので、今回は、この大変そうなことを楽しくやるため、とても役に立つ「根拠の無い自信」のつけ方を紹介します。

根拠の無い自信とは

何事に対しても楽観的でいられると生きていくのが楽になります。

「たぶんなんとかなるでしょ~」と思えれば簡単に諦めないで続けられるし、ストレスで身体を壊したりする可能性も低くなります。

根拠の無い自信というのはこれがパワーアップしたものです。

「たぶんなんとかなるでしょ~」じゃなくて「大丈夫、絶対なんとかなるよ!」と思える力です。

悲観的な人が「無理ー、難しいー、できないー」と思っていて、楽観的な人が「まあなんとかなるんじゃない?」と思っている横で、根拠の無い自信がある人というのは「絶対いけるって!やるよ、あたしは!」と思ってるわけです。

全く同じレベルの知識・スキル・経験をもって全く同じことに挑戦したとしても、根拠の無い自信があるかないかで体験自体も成功率も変わってきます。

根拠の無い自信の正体

では、そもそも根拠の無い自信というのはどこから生まれてくるんでしょう?生まれ持った性格のような、先天的なものなのでしょうか?

そんなことはありません。

「海外旅行に行って英語で喋ってみたら通じて、英会話の自信がついた」のように特定の経験に結び付けられないから根拠がないように見えるだけで、根拠の無い自信というのは実際は日々の経験にもとづいています。

……と言うと「なんだ、要するに日々成功を重ねなくちゃダメなんじゃん」と思うかもしれないですね。

実際「小さい成功を取りに行くことが大事」みたいな方法論をよく見かけますが、あれはつまりそういうことです。ある意味正解と言えます。

でも、厳密に言うと成功である必要はありません。

ここでのポイントは日々の経験を自分が肯定的に認識しているかということだからです。

つまり、肯定的な認識が積み重なって出来上がるのが根拠の無い自信なのです。

3年日記を使った根拠の無い自信のつけ方

では、どうすれば日々の経験を肯定的に認識して積み重ねていけるのか?

この辺はじっくり考えればいろいろな方法がありそうですが、今日は今村が実践している3年日記をつけて日々の進歩を実感するという方法を紹介します。

↓今村が使ってる博文館 3年連用ダイアリー。3年でなくて5年や10年連用でもOK。

とにかく記録を続ける

普段記憶にも印象にも残らないような日々の進歩を見るためには、毎日簡単な記録をつける必要があります。

これは続けないと当然意味がないんですが、3年や5年連用の日記は1日分のスペースが小さいので簡単に続けられます。どうせたくさん書けないんだから深く考えないでテキトーに書けばいいやと思えるわけです。

ちなみに、今村も寝る前にささっとその日のことをメモる程度ですが、3年ごとに色違いで買っている日記が今年で4冊目なので、もう9年半続けていることになります。

1年前、2年前の自分を振り返る癖をつける

最初の年は前年を振り返れませんが、続けていくと1年前、2年前を振り返ることができるようになります。

そして、その日の日記を書いてるときに1年前、2年前の同時期の日記が目に入って「ああ、ちょうど1年前はまだあんな感じだったんだ…」とか「あの時は結構悩んでたけど今はなんとかなっちゃってるなー」とか「以前のあの低レベルからここまで来たのかぁ」という感じで、現状がどうであれ進歩はしていることを実感できるようになります。

ちなみに「予記」というセクションは、月末にその月の予記に書いたことを読み返して、次の月の予記に反省と次の目標みたいなものを書く形で使うのがオススメです。

こうすることで、1ヶ月ごとの振り返りもできるようになります。1ヶ月ごとに「今月はこれを頑張るぞ」と自己宣言するのもオススメです。

些細な進歩の実感が積み重なって自分に対する信念がうまれる

ずっと続けていくと、ダメダメだろうがヘタクソだろうが1日単位で進んでいけば必ず変化が起こるという事実が否応なく可視化されるので、そこから信念のようなものが生まれます

すると、ちょっとコケても「起き上がってとりあえず目の前にあることをやろう」と思えるようになり、そうやって進んでいくとまた変化が起きてくるので信念が更に強まり、前より派手にコケても起き上がれるようになり……という、本人もびっくりするサイクルが構築されてきます。

自分に対する信念が「根拠の無い自信」になる

何か具体的な成功をおさめて得た自信というのは、似たようなことをするときの自信となります。でも、新しいことをするときの自信にはなりにくいものです。

一方、ヘタクソでも途中でコケても、日々の積み重ねが進歩に繋がるのだ」という信念は、何をやるにしても「要するに、これもやり続ければできちゃうわけだよね」といういわゆる「根拠の無い」自信になるわけです。

まとめ

根拠の無い自信というのは、とりあえず日々できる範囲のことをして、それを記録することで可視化していけばどんどん強化されていきます。

成功していなくても、現状がどうであっても、全く関係ありません。

また、成功に基づく自信というのは、例えば似たようなことをもう一度やって失敗したりするとわりと簡単に崩れてしまったりしますが、根拠の無い自信というのは、なんせ明確な根拠がないので、日々いろいろ失敗や挫折を繰り返してもわりと揺らぎ無く自分を支えてくれます。

毎日ちょっとメモって記録するだけでいいし、あった方が絶対に人生が楽になるので、是非みなさんも根拠の無い自信をつけてください。

 

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追記:

上の2016年-2018年のダイアリーが終わりに近づいてきたので新しいのを買いました。  博文館もすごく良いんですが、次は高橋手帳を試します。

高橋 手帳 2019年 A5 3年卓上日誌 オレンジ No.96 (2019年1月始まり)

高橋 手帳 2019年 A5 3年卓上日誌 オレンジ No.96 (2019年1月始まり)

 

 

追記その2:高橋手帳を使ってバージョンアップした3年日記の使い方はこちらで書いています。

www.saki-imamura.com