経済的自由のススメ ~そのあと~

経済的自由を得て現役引退したあとの生き方

Amazonの本社ツアーに行ってきました

あれも書くこれも書くと言いつつ全然レポートできてない今村です。こんにちは。

忙しかったわけではなく、以前アメリカに住んでたときやってたようなことを毎日ダラダラやってるだけなんですが、「これがしたかったのよー」っていうのと「日本に戻っちゃったらまたできなくなる!」という気持ちがあって他のことを全部捨ててました。(笑)

でも昨日で大体一通り「アメリカでやりたいことリスト」をこなし終わった気がするので、とりあえずAmazonの本社ツアーのレポを忘れないうちに書いておこうと思います。

Amazon本社ツアー概要

ここでちょっと説明した「音声ガイドツアー」っていうのをやってきました。

アプリ内で地図も出てくると聞いていたんですが、The Spheres Understoryのお姉さんに「Day 1ビルの受付で地図もらうといいよ」と言われたので紙の地図をもらってまわりました。

地図見てもらうとわかると思いますが、Amazonの本社のオフィスは1つのビルに収まっていません。キャンパス状に一定区域のビルが全部Amazonのビルになっているわけでもありません。街の一角にAmazonが入ったビルが点在している状態です。

これらのビルのうちのいくつかを音声ガイドに従って歩いてまわり、ロビーまでは大体入れるので入ってみる、という感じでした。

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出典:Take a Self-Guided Audio Tour – Amazon Headquarters Tours

ビルやAmazonロッカーに名前がついていて面白い

ツアーのスタート地点でもあるDay 1ビルの名前はここで説明したベゾスの「It's Always Day 1」という言葉からきているんですが、他のビルにもそれぞれなんらかの由来がある名前がついています。例えばこんな感じ。

  • Doppler:Amazon Echoが開発されていたときのコード名
  • Arizona:カスタマーサービスが使っているツール名
  • Houdini:Prime Nowのもともとのコード名
  • Dawson:Amazonの最初の配送センターがあったストリート名
  • Fiona:リリースされる前のKindleのコード名
  • Rufus:Amazonに最初に出勤(?)した犬の名前
  • Wainwright:Amazon.comで最初に買い物した人物の名前
  • Nessie:Amazon.comの状況をモニターしていたシステム名
  • Brazil:Amazonのウェブサイトが構築されたとき使われたツール名

あと、Amazonロッカーがいたるところにあるんですが、ひとつひとつに名前がついていました。(シアトルに着いた日にスーパーで見かけた時は名前がついてることに気づかなかったんですが、あとで写真をもう一度見たらちゃんと「hello my name is pico」と書いてありました)

住所で説明したり覚えたりしなくていいし、面白いなぁと思いました。

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コミュニティに密着している

本社ビルが街の一角に散らばっているのはコミュニティの一部であろうとするAmazonの姿勢とも関係しています。

そして実際にいろいろなことをしています。

Community Banana Stand

その1つがCommunity Banana Standです。これ↓

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あちこちで、バリスタならぬバナスタたちがバナナを無料で提供しています。Amazonの社員だけじゃなくて、通りすがりの人誰でも自由にバナナをもらってオッケーです。

今村も1本もらってついでに写真を撮らせてもらいました。

この辺りには、バナスタに会ってバナナをもらうのを日課にしている高齢者などもたくさんいるそうです。

出勤時にバナナをさっと1本掴んでビルに入っていくAmazon社員ももちろんたくさんいました。

ホームレスシェルター「Mary's Place」

今までもAmazonは「ホテルなどの物件を買う→使っていない間ホームレスシェルターを運営しているNPO「Mary's Place」に無料で提供→取り崩しが決定されるとシェルターを別の場所に移動→取り崩してAmazonのビルを建設」ということをしていたんですが、2020年に完成予定の新しいAmazonのビル内に常設のMary's Placeのスペースとしてベッド数200の施設を作ることにしています。

スペースだけでなく食料を提供したりもしていて、Amazonの社員もボランティアしたりして積極的に関わっているようです。

余談ですが、Amazonの株主総会にはMary's Placeの代表者が来ていて、いかにAmazonがシアトルの大きな問題であるホームレスへの対策に取り組む助けになっているかスピーチしてました。

地域のアーティスト

Amazonのビルの合間にはいろいろなアートが設置されてたりするんですが、これらは地域のアーティストに依頼して作ってもらっているとのこと。

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Food Truck

Amazonの本社の周辺のストリートにはたくさんフードトラックが停まっていました。ビル内にも食堂のようなものはあるそうですが、地域のビジネスをサポートするためにわざと少なめにして社員が外に出て昼食をとるようにしているからだそうです。

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無類の犬好き

現在Amazonの本社では4万人以上の社員が働いているそうですが、犬同伴で出勤してくる人は4千人以上だそうです。犬同伴出勤率10%!!!!

次々といろんな種類のワンコが飼い主さんたちとやってきてそのまま勝手知ったる様子で社員ゲートの中に入って行くのを見て、ワンコが大好きな今村はここは天国か??と思いました、ええ。

……こんな会社で勤めたかったです、まじで。

どんなに犬同伴率が高いかはこれ見てもらえればわかると思います。↓

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Day1ビルの受付の写真を撮ろうとしたらどんどんワンコがフレームに入ってきたのでシャッターを切り続けた結果、こんなことになりました。ものの1分ほどの出来事でした。(笑)

さらに、お昼どきにはまた次々とワンコたちが飼い主さんと出てきてランチだかお散歩だかに行ってました。羨ましい。

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あと、これらの飼い主さんたちとワンコたちのために、The SpheresとDay 1ビルの間にドッグランがあります。

他のビルではビル内にドッグランがあると聞いたことがあります(これは見れませんでしたが)。

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まとめ

ぐるっとAmazon本社をまわってみて感じたのは、いかにAmazonが自社ビルを点在させながらシアトルの街を良くしているかということ、そしていかに社員たちがかなり自由度が高い働き方をしているかということでした。

Amazonの社員証をつけて歩いている人たちの数は午前中わりと一定数いたので、始業時間が一定じゃないのは明らかだったし、みんなかなりラフな服装で、髪の毛が緑でもオッケーで、犬同伴でもオッケーで。

働きやすい環境を地域の人に提供して、街の開発に貢献して、ホームレスなどの社会問題にも取り組むことで、Amazonが税金などで優遇される地位を築いている面があるのは確かです。実際、Amazonに対する批判の1つは税金をあまり払っていないことです。

でも、今回現地でいろいろざっと見て、まあいいんじゃないかなと思いました。

Amazonに税金を払ってもらって行政に街を良くしてもらうより、Amazonに直接街を良くしてもらう方が効率的・効果的なんじゃないかと。

外部の人が批判していても、シアトルの人たちはAmazonの貢献度を理解してるんじゃないかな、と思いました。

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Day1ビルの中(左から、ビルに入ったところ(手前の左手にAmazonロッカーあり)、階段を上がったところにある歴代Kindleのディスプレイ、さらにエスカレーターを上がったところ)

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その他のビル(左から、Fionaの受付、Fionaのロビー、Dopplerの受付)