昨日、この記事を読みました。
「独身女子」が陥る「貯金地獄」というワナ | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
まだ若いし、それなりに貯蓄もあるけど、老後が不安で夜も眠れず「もっと貯蓄しなくては」 焦っているという相談者に対して、ファイナンシャルプランナーが老後の必要資金を試算してみせて、思っているほどの額じゃないよと示し、その結果、相談者は目標金額がはっきりしてスッキリする、という内容です。
「現在29歳の相談者が65歳になった時点の月々の支出の想定が平成28年時点での高齢者単身世帯の支出と同じ15万6404円で、その後90歳までの26年間もずっと同じ」っていいの?みたいな感じで、試算自体についても今村はちょっとモヤモヤしたんですが、一番モヤモヤしたのは「目標金額がはっきりしてスッキリした」というところでした。
必要金額が大体どのくらいかざっくりと分かっているというのは良いことです。
かなり頑張ったり工夫したりしなきゃヤバイ状況なのか、普通にこれまで通りしっかりやれば大丈夫な状況なのかくらいは知っておきたいですからね。
でも、「特定の数字をクリアすればオッケー!」みたいな考え方はちょっと短絡的なんじゃないかと思うんですよね。
なので、今日はその辺について今村が思うことをちょっと書いてみます。
「必要な老後資金の金額」というのは単なる目安
少し前に老後資金を計算するときの想定について書きましたが
実を言うと、今村自身には老後資金としての明確な目標金額はありません。
シミュレーションモデルを見るとつい試してしまう、というのはホントです。
運勢占い的な気分で「このシミュレーターが言う金額に比べて自分はどうよ?」と思っちゃうんですよね。
でも特定の数字はありません。てか、ざっくりした数字もありません。
100歳まで生きる気満々とか、老後に切り詰めた生活するのはヤダとか、いろいろ思ってることはありますが、経済がどうなるかとか、物価がどうなるのかとか、分からないこともいっぱいあるし、そもそも日本で老後迎えるのかしら、あたし……って感じなので。国がわからないと、もう計算しても仕方ない気がしませんか?
まあ、国がわからないというのはたぶん極端なのでアレですが、何が言いたいのかと言うと、必要な金額は想定次第で変化するということです。
経済とか物価とか、年金がどうなるのかとか、外的要因の状況はもちろんですが、自分自身のライフスタイルや希望のような内的要因も、時間とともに意外と変わったりするもんです。
一旦年収があがってライフスタイルも以前よりお金がかかるものになっちゃうとレベルを落とすのが辛くなる、とかね。
だから「必要な老後資金」というのは、一回計算して安心するものと言うより、定期的にシミュレーションし直して自分の進捗状況をチェックするものだと認識した方がいいんじゃないかと思うわけです。
根本的な不安を解消するのに一番確実な方法
でも、そんなことを言ったら「この金額をクリアすればオッケー」みたいな目標でもないと夜も眠れないほど不安になる人はどうしたらいいんだ?って話になりますが、そういう根本的な問題を解消するのに必要なのは、お金を貯める力ではなくお金を生み出す力です。
もちろん「生きてる間に使い切るのはどう考えても無理というレベルの資産を形成してしまう」というのも不安を解消する方法としてはアリでしょう。
でも、資産が増えるとライフスタイルも変化する可能性が大なので、「どう考えても生きてる間に使い切れないと思われる」金額自体がジリジリ上昇する可能性もあります。
そうなるとやっぱり取り崩し用の資産を用意するより、必要なお金がその都度入ってくるシステムや能力を得る方が確実、となるわけです。
お金を生み出すシステム
一番分かりやすい例が投資による不労所得でしょう。
株式など、何もしなくてもキャピタルゲインやインカムゲインでお金を生み出してくれている資産が一定レベルあれば、老後資金として別途必要になる金額が想定より少なくても大丈夫になります。
賃貸用の不動産なんかだと、ローンを払い終えてしまえば一気にキャッシュフローが増えるので、上手く回るように設定できていればそれだけで食べていけてしまう可能性もあります。そうしたら老後資金への依存度は格段に下がります。
起業して、自分抜きでも勝手に回る事業を作り上げるという手もあります。こちらも上手く行ってキャッシュフローが確実になれば、老後資金がどのくらいあるかはあまり重要でなくなります。
お金を生み出す能力
不労所得とは別に、お金に変えられる能力を持っていて、実際にそれをお金に変える術を知っているということも大きな強みになります。
一番分かりやすい例は、看護師や介護士の資格を持っていてどこでもすぐに仕事を見つけられるとか、プログラミングの知識やスキルがあって仕事を発注してもらえる術も知っているとかでしょうか。
ブログやYouTubeやSNSで収益を得ることができる人も、お金を生み出す能力を持っていると言えます。また、何かを企画してクラウドファンディングなんかでお金を集めることができるような人も、お金を生み出す能力があると言えます。
要は、企業で雇用されていなくても稼げる能力、または解雇されても次の職を見つけることが全く問題にならないようなレベルの専門知識やスキルがあるか、ということです。そうすれば老後資金が少なくてもいつでも補うことができるからです。
究極の方法:好きなことを一生続けて、ついでに稼ぐ
今村が現時点で老後の経済的不安を払拭する一番の方法だと思っているのが「なんなら一生やってもいい」というくらい好きなことをして稼ぐ生き方です。
この人生観にたどり着いた経緯についてはここで書いてますが、
「なんなら一生やってもいいことで稼ぐ」に「投資による不労所得の形成」を足してるので、個人的には最強な老後プランだと思ってます。
要は「投資で老後資金みたいなものを作ってはいるけどこれは単なる保険で、実際は好きなことして楽しく暮らしてると収入もあるという生活を今後もずっと作っていくつもりだから、別に特定の金額を貯蓄しなくてもオッケー」という考えです。
いや、決心と言うべきかな、簡単だとは思ってないので。
追記:そんなこんなしていたら、いつの間にかもう働かなくてもいいレベルまで資金が貯まり、さっさと仕事をやめてお金と時間の良い使い方を模索するのに注力すべきと気づいたので、その後リタイアしました。
まとめ
とは言え、「好きなことだろうがなんだろうが一生働くのはまっぴらごめんだね」っていう人もいるでしょう。
まあその辺は人それぞれだと思いますが、好きなことをして一生稼ぎ続けるかどうかは別としても、老後資金を作るだけじゃなくてお金を生み出す方法を自分なりに作っておくというのはいろんな意味で最強な戦略になり得ます。
未来がどうなるかなんて誰にも分かんないんですからね。