経済的自由のススメ ~そのあと~

経済的自由を得て現役引退したあとの生き方

お金に関する教育の一環としてやるべき寄付

みなさま、お久しぶりです。

いろんな意味で怒涛の2月、3月でした。

4月に入ってからもいろいろ終わってないことややらなくちゃいけないことがあって、最近ようやく一段落ついたところです。

まだやることは残ってるんですが、あとはボチボチやりつつ、自分がやりたいこともやろうと思っています。

しかし、2~3月中は、ああこれブログに書いておきたいなと思うこともたくさんあったんですが、どれも思っただけでどっかに流れていってしまいましたねー。

思った時にパッとアウトプットしないとダメですね……。 

そんな中、一応たまに思い出してやっていたことは2018年の自分との約束のひとつである寄付でした。

で、やっていていろいろ思うことがあったので、今日はそれについて書きます。

今までの寄付状況

寄付自体はわりと以前からしていました。お金でも物でも。

でも、金額的に見ても、自分の所得に対する割合的に見ても、大した寄付をしてきてないなぁと最近になって思うようになりました。

それまでは「自分はどのくらい寄付する人間になりたいのか」なんてことは考えたこともなく、ユニセフに毎月自動引き落としで寄付してる以外は、募金に出くわしたり、何かNGOの活動が目についたときに気が向いたら寄付する程度でした。 

でも、実際あたしって所得*1の何%くらいを寄付してるんだろう?と思って、ここ数年遡って計算してみたら、平均0.84%、最高のときでも0.95%でした。 

少なっ!! 

日本ではそもそも寄付する人が半数以下で、平均も何千円ってレベルだと聞いているので、それに比べれば結構寄付してるんだろうとは思います。

でも、アメリカではたぶん7~8割くらいの人は寄付しているはずで、平均寄付額も所得の2%くらいなんじゃないかなぁと思うし*2、それより多い人もかなりいるんですよね。10%*3とか。

個人的には、「きちんと稼げる人は社会に還元して当然」とか「経済的自由を達成しているのに他人を助けていない人は尊敬に値しない」というアメリカ的な価値観を持っているので、1%に満たないというのは我ながらちょっと情けないです。

2018年の目標

……ということで、もうすでに4月の半ばで宣言するにはちょっと遅いんですが、2018年は所得の2%を寄付に回すことを目標にします。

今のペースで毎月寄付を続ければ大体そのくらい行く予定です。

所得がどの辺で落ち着くか分からないので、想定より多くなれば年末辺りで寄付も増やさなくちゃいけないかもしれませんが。

ここ最近の寄付先

とにかく今は、ユニセフに加えて毎月何か積極的に探して寄付するようにしています。

これは去年末に支援したんですが、54人の新中学3年生が年間20万円のスタディクーポンをもらって今年の4月から勉強できることになったそうです。嬉しい。

 

こちらは今年に入ってから支援した熊本の中学生女子5人組。無事、会社設立して、活動を始めているようです。

お礼の品と一緒に手書きのお手紙も貰いました。めちゃくちゃカワイイ。

 

これは「動画やウェブサイトなど外の情報がつまったUSBメモリをバルーンやドローンを使って北朝鮮の国民に届ける」という活動に対する支援です。USBメモリを買うお金です。

自分が北朝鮮の国民だったら発狂すると思うので、是非いつか内部から金正恩政権を倒して欲しいです。

 

上の寄付をした翌日にこっちも見かけて寄付しました。震災とかは普段の寄付と別枠だと思うので。

 

3月はこちらに寄付しました。コンテスト自体は終わってるはずです。

5月にはたぶん報告があると思うので楽しみ。

 

これはつい最近支援したものです。

この年齢の女性がここまでやった、ということに感動して寄付しました。

この人にはいつか会いたい。

ここまでの時点での感想

自分のことを知るきっかけになる

今、寄付先を探すのにメインで使っているのがCAMPFIREなんですが、ここにはホントに幅広いクラウドファンディングのプロジェクトがあります。

でも、これらを定期的にパラパラ見るようになって、「あたしは学生や不当な境遇で可能性を奪われてる人を助ける案件や若者の教育に関連した案件に心が惹かれるんだなぁ」と自分の好みの傾向がわかってきました。

あと、「実際に寄付して応援することは気持ちだけで応援するより楽しいんだ」とか、自分の感じ方にも発見があったりします。

寄付は投資に似ている

「どこに寄付すれば自分の価値観に合わせた形で幸せを最大化できるのか」というのは「どこに投資すれば自分のリスク許容度に合わせた形でリターンを最大化できるのか」というのに似ています。

「最初はよく分からないから少額で始めるといい」とか「実際にやってみないと自分がどう反応するのかわからない」みたいな面や、「積み立て的に習慣にするとやりやすい」みたいなところも投資に似ています。

「人生という枠組みでいかにお金というツールを使うか」という視点で考えると、寄付も投資も要はお金の配分の仕方ですから、当然と言えば当然かもしれません。

自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれる

頑張っている人を支援すると、素直に自分も頑張ろうという気持ちになります。

また「寄付すると先に決めていて、心が惹かれる支援相手を探している」という心の状態はとても良いものです。

一般的には「支援を求めている人や団体が現れる→寄付する価値があるのか判断する」というやり方が普通なんだろうと思うし、今村も以前はそういう形で寄付していました。

でも、そういう助けを求めてる人を評価するような上から目線で支援するのと、最初から誰かを助けるつもりで、共感できる相手見つけて支援するのでは感じ方や得るものが全然違います。

これ、結構大事なポイントじゃないかと。

まとめ

……てことで、投信的なユニセフは一旦やめて、個別株的に寄付案件をもう少し選ぶっていうのもありかなぁとか、うっかり100歳前に死んじゃって資産が残ってるときのために遺贈先考えておくといいかもなぁとか、いろいろ考えています。

寄付することで得られる成長とか幸せとか絶対あるので、みなさんも是非考えてみてください。

*1:勤労所得+不労所得

*2:よく出回ってるデータは確定申告の収入と寄付金控除をもとにしてるので、たぶん実際はそれより多少低いのではないかと思います。諸々の合計控除額が標準控除額以上の場合のみ個別の控除をするので。

*3:キリスト教では収入の1割を寄付しなさいという教えがあります。特にモルモン教の人とかは結構ちゃんと実践してたりします。