経済的自由のススメ ~そのあと~

経済的自由を得て現役引退したあとの生き方

紙版【今日の言葉】やってみました

こんにちは~、今村です。

3日間かけて紙版の【今日の言葉】を投下してきたので

今日は説明を書きます。

ツイッターの【今日の言葉】

はじまり

紙版の【今日の言葉】の話の前にツイッター版の【今日の言葉】についてちょっと。

今村のツイッター(@saki_imamura)をフォローしてくれてる人は知っていると思いますが、今村は毎朝アメリカのニュースとは別に【今日の言葉】と題していろんな人の言葉を英語の原文と今村の日本語訳を並べる形でツイートしています。

こういうのです。

これはもともと「これから1日を始める人たちに毎朝『頑張ってね!』的なことを言いたいなぁ」と思って始めたものです。

で「あたしが何か言うより著名人の言葉の方が受け入れられやすいかな、あ、英語に興味があるフォロワーさん多いから英語のを対訳付きで出したらいいかも」と思ったのでこういう形になりました。

ちなみに上の2018年1月1日付のが初めての【今日の言葉】でした。大晦日だったか元旦だったか忘れましたが、とにかく思いついたのが何かを始めるのに切りが良いときだったので、その時は「とりあえず1年やるか」と思ったのでした。

現在

そんなこんなで1年やってみたら、「毎日楽しみにしています」とか「あれを励みにしています」とか言ってくれる人がちらほら出てきました。

しかも不思議なことに、「イイね」もリツイートもほとんどしてくれたことがない人たちがそういう言葉をかけてくれたりするんですよね。

見てたんかい!みたいな笑

もちろん普通に「イイね」やリツイートをしてくれる人もいるし、ストレートに「勉強になります」とツイートでコメントしてくれる人もいます。ほぼ毎日「読みました!」的に「イイね」してくれる人もいます。こっちは素直に嬉しいです。

でも、隠れファンみたいな人はニュースのツイートではいなさそうなので、そういう意味で【今日の言葉】って興味深いなぁと思うようになりました。

今日の運勢を見たりおみくじを引いたりするときのような心理があるのかなとか、何かを考えるきっかけになるのがいいのかなとか。

でもなんにせよ、実際に良い1日の始まりのきっかけになっているのなら、そして思ったよりもたくさんの人が意識して見てくれているのなら、やっぱり続けたいなぁと思っています。

紙版【今日の言葉】

……と、前置きが長くなりましたが、そんな感じでなんとなく【今日の言葉】について考えていたときに、このTEDトークを観ました。

www.ted.com

手紙はアートであり、メールやSNSでのコミュニケーションとは別格、という話です。

で、この話の中に、鬱病になりかけたときに手紙を書いてカフェや図書館など街中に置いてきたことがあったというエピソードがあったんですが、それを聞いて「そうだ!【今日の言葉】をお手紙にして街に投下したら楽しくない?」と思ったのです。

試作品

で、いろいろああでもないこうでもないと悩んで試作品を作りました。 

封筒

封筒は今村カラーの紫です。投下しやすいように10cm✕6cmの小さなものにしました。

あと、そのままだとゴミと思われて捨てられそうだから【今日の言葉】って文字を入れた方がいいな、でも印刷文字にすると新手の広告と思われて読んでもらえないかもしれないな、と思ったので、手書きでこんな感じにしました。

今回、これを100通分手書きしました。

「全部違う柄にするぞ!」みたいな意気込みは全くなかったんですが、途中から作業が楽しくなってきたので、結果的に全部違う柄になりました。最初の方のはかなりヘタクソなんですが、とにかく手作り感満載になっています。

手紙

肝心のお手紙はこんな感じになりました。

左が表面、右が裏面です。表面は上から【今日の言葉】、今村のメッセージ、今村のツイッター、ハッシュタグという構成になっています。

ツイッターとハッシュタグを記載したのは、この封筒を見つけて「なんだこりゃ?」と思った人がこのブログ記事にたどり着けるようにするための措置です。

右上にある番号は紙版【今日の言葉】のID番号です。

今回は今までツイートした【今日の言葉】から10個選んでそれぞれにメッセージを書きました。それを10枚ずつプリントして10✕10=100通という計算になっています。

ちなみに10枚中1枚は黄色の紙にプリントしています。黄色バージョンは100通中10通しかないということなので、黄色のを見つけた人は今村がラッキーな人に認定します。なんも特典はありませんが笑

縦長にしたのはおみくじっぽくなるかなと思ったからですが、まあそれはどっちでも良かったかもしれません。

 

裏面には「メッセージをつなげてください」というお願いを入れておきました。

日付とイニシャル(またはハンドルネームでもなんでもいいんですが)を入れて次の人に渡してもらえたら、そしてそれがつながっていったら、つなげる人も拾う人も楽しいんじゃないかな、と思ったので。

ちなみに最初の欄には今村のイニシャルと投下日が入っています。

投下

今回この試作品を100通、渋谷、新宿、池袋エリアに3日かけて投下してきました。

……思ったよりずっと難しかったし、体力的にマジで死にそうになりました笑

いや、最初は「人口密度が高くて人通りが多い場所にテキトーに置いてこればいいんでしょ?」と安易に考えてたんですがね、よく考えるとそんな簡単な話じゃないんですよね。

だって、人混みで変なものを置いて去ろうとしたら不審者と思われる可能性大じゃないですか。

あと日本人って見慣れないものがあるのに気づいても人目を気にして拾わない可能性大じゃないですか。

それに公共の場では日本の優秀な清掃員部隊に速やかに拾われて捨てられちゃう可能性も大じゃないですか。

もっと考えると、子供とか老人とかだと拾ってくれる確率自体は高そうだけどあんまり拾ってもらう意味はなさそうだとか、簡単に捨てられそうにない場所だと見つけてもらうのにめちゃくちゃ時間がかかりそうだとか、いろいろあるわけです。

なので、一応100通投下してきたけれど上手く投下できてる気があんまりしない、というのが正直なところです。

ちなみに投下場所の1つはバレちゃったので、宣伝しておきます。

わりと朝早くに行ったんですが、ソファーで気持ちよさそうに寝ている利用者さんがいたりして、くつろぎ感満載のこじんまりとしたコワーキングスペースでした。ラウンジもありますが、今村のツイッターをフォローしてくれている人たちやブログを読んでくれてる人たちにはたぶんコワーキングスペースの選書の方が読み応えがあるはずです。近場の人は是非訪ねてください。

感想

……ということで、特に目的があったわけでも何かを期待していたわけでもないんですが、やりたいなぁと思ったので紙版の【今日の言葉】を作って投下してみました。

一番の感想はなんと言っても「思ったより大変だった」でした。

まあ、人の注意を引いてメッセージを読んでもらうのがそんなに簡単なことなら広告会社とか要らないわけですもんね。

二番目の感想は「目的も目標もなんにもないことでも、自分で考えて最後までやりきると妙な達成感がある」でした。

目的も目標も達成感の必須要件じゃないってことです。逆に「思ったより大変だった」というのは達成感の必須要件なのかもしれません笑

三番目の感想は「永遠に結果がわからない可能性大というのはわりとロマンがある」でした。

拾って読んでもらえる可能性も低いし、それを誰かにつなげてもらえる可能性も低い。たとえ誰かにつながったとしても、その人がツイッターで報告してくれない限り、あたしとしてはどうなったのか知りようがない。でもそれは逆に「どこかあたしの知らないところで誰かが読んだかもしれない」と想像をふくらませることができるということで、それはそれで夢があるな、と。

そういう意味では、あたしのツイッターや#紙版今日の言葉なんてハッシュタグも入れない方が良かったのかもしれないですね。そのほうが拾ってくれた人も想像をふくらませることができたのかもしれません。

100通のうちの1つを拾ってこの記事にたどり着いた人へ

さて、想像をふくらませる余地がないままこの記事にたどり着いてしまった人がいたとしたら、ごめんなさい。そして、時間をとってこの記事を見に来てくれてありがとうございます。

1つ1つあなたのことを想いながら書きましたが、10通りしかないので、あなたの手に渡ったメッセージが今のあなたに響くものだったかどうかはわかりません。

でも、「なんかヘンなもの拾った!」と面白がってくれるだけでもいいし、「こんなもの見つけたからあげる」と話題のネタにしてくれてもいいんです。ちょっとでもあなたの1日が楽しくなればいいな、世の中捨てたもんじゃないなと思ってくれるといいな、と思っています。

今回、3日間街の中を練り歩いて行き交う人々を観察して思ったのは、「みんな忙しそうにどこかに向かっていたり、自分の世界に没頭しているなぁ」でした。

それがダメというわけではもちろんないけど、たまに立ち止まって辺りを見回すのも悪くないんじゃないかなぁ、【今日の言葉】を拾ってくれたことでそういう意識がうまれたらいいなぁ、とも思っています。

 

拾って読んでくれてどうもありがとう。

あなたの人生が素敵なものになることを祈っています。