経済的自由のススメ ~そのあと~

経済的自由を得て現役引退したあとの生き方

経済的自由を得たあとどうするのか、という話

みなさん、こんにちは~。今村です。 

かなり前に自分のライフサイクルを考えよう!という話をしました。 

www.saki-imamura.com

これ、まだ読んでない人、特に20代とか30代の若い人には是非読んで欲しいです。

若いうちに資産形成を始めればそれだけで有利ですが、最初から一生に渡る大まかな流れを意識しているのといないのではたぶんパフォーマンスが変わってくると思うので。

 

で、今日はなんでこの話なのかと言うとですね、単に今村が自分のライフサイクルを見直していろいろ考えたいからです、ええ。

結論というか方向性が見つかるか、ただダラダラと考えたことを書いてみようかなと。 

そんなの興味ないよ……って人は、代わりにこっちを読んでいってください。

www.saki-imamura.com

ふーん、 読んでやるか、っていう人はとりあえずあんまり期待しないで読み進めて下さい。

ライフサイクルの変化

上のライフサイクルの記事で、自分のライフサイクルについてこう書きましたが、

例えば今村は自分のライフサイクルを、

  • 導入期はもう終わっていて、
  • 現在の「生活費+アルファ稼いで投資に回すよ!」という状態は成長期で、
  • 「あとは今ある資金を運用するだけで老後の資金は作れるから、生活費分だけ稼いでればいいや」という段階に移ったら成熟期の前半に入った状態、
  • 「ここからは労働所得なしで生活できるよ」となったら成熟期の後半、
  • で、「死ぬまでにお金を使い切るぞ!」となったら衰退期

……という感じで考えています。

「あとは今ある資金を運用するだけで老後の資金は作れるから、生活費分だけ稼いでればいいや」って状態にもう入ってたわー、と数ヶ月前くらいからしみじみ思うようになりました。

よく考えると、上のフルマラソンの話の時点で、書き入れ時の収入が激減して将来の仕事も減る可能性もあったのに、繁忙期に仕事を片っ端から断ってたあたり、無意識に成長期はもう終わってると思っていたのかもしれません。

もっと言うと、日本の国民年金もアメリカのソーシャルセキュリティーも全くもらえない、今後の投資リターンの平均も3~4%くらいっていう仮定での計算なので、年金が多少でも出たり今後も今のレベルのリターンで資金運用できるなら、実質的には「ここからは労働所得なしで生活できるよ」でオッケーだと言えます。  

なので、だとしたらどう生き方を変えていこうかって話になります。

経済的自由の考え方

このブログを始めた頃の今村の経済的自由の定義は、「タダでもやりたいことで労働所得を得て、投資で不労所得を得て、それを死ぬまでに全部使い切る」でした。

でも、最近ちょっと修正して「好きなことで稼いで、保険として投資で資産形成して、それを死ぬまでに全部使い切る」にしました。なぜかと言うと

  1. タダでやってもいいほど好きでも、実際にタダで専門スキルを提供すべきじゃない
  2. あたしの場合、投資は不労所得を得るためというより必要になったときに使える資産を形成するためのものである

ということに気づいたので。

いずれにせよ、フリーランスで生計を立てることができるようになった時点で経済的自由は獲得していたことになるし、実際に経済的に自由だという自覚はありました。

ただ、なんというか、だからどうする?みたいなのは今まであんまり考えていませんでした。

億り人になりたいとか、アーリーリタイアしたいとか言っているけど、そのあとどうするのか考えてない人とあんまり変わらないかもしれません。

人間というのは成長しているときが一番楽しいわけで、何かが達成できたらゲーム終了というわけじゃないんですよね。1つクリアしたら次に何かないとつまらないわけです。 

……ということで、「死ぬまでに全部使い切る」に思考を移していけばいいような気もするんですが、とりあえず「好きなことで稼いで、保険として投資で資産形成して、それを死ぬまでに全部使い切る」を一通り全部考えてみます。

「好きなことで稼いで」

今村の場合、「好きなこと」は翻訳ですが、今は単価が低いとか、納期がきつすぎるとか、元原稿がヒドイとか、分野が論外とか、いやだなと思う案件は全部断っています。なので、仕事とは言え、本当に好きでやりたいことだけをしている状態です。

今の状態にたどり着いたやり方はこちらで書いています。

www.saki-imamura.com

ただ、いつまでこれを続けられるのかは疑問です。

品質の違いがわからないクライアントが増えているし、品質よりスピード重視のケースも多くなっているし、機械翻訳もそういうレベルの需要になら答えられるようにどんどん発達しているので、将来的には仕事自体が減る可能性があります。

そして、そうすると単価が下がる可能性も大なんですが、あたしはやりがいや経験が得られることを謳って専門スキルに対価を払わない日本の風潮に頭にきているので、そうなったら「好き」でいられないんじゃないかなと思っています。 

なのでブログやアフィリエイトにシフトしていこうかなぁと思ってたんですが……微妙です。 

今はまだ選り好みして好きな案件だけをやっていても十分稼げている状態だし、そもそも一向に仕事が減る様子がないんですよね。もしかしてあと数年くらいは行けるのかもしれません。

ブログやアフィリエイトの方はと言うと、何か発信するのは楽しいし、まあまあ稼げる印象ですが、広告を貼ったり、表示スピードを気にしたり、スマホ用の設定を気にしたり、メンテ的と言うかIT的なことがどうも好きじゃないっていうのが最近分かってきて、少し億劫になっています。 

⇒「好きなことで稼いで」は今はできてるけど今後はわからないので対策必要。

「保険として資産形成して」

理想は「好きなことをしているとついでに稼げてしまう」という状態が一生続くことなので、保険としての資産形成は老後のためと言うより「好きなことで稼ぐ」ができなくなったときのためのものという感じです。

実際、以前体調がずっと悪くて「寝たきりになってしまう日も近いかもしれない」と思っていた時期は、好きなことで稼げなくなることがとても深刻な問題だったんですが、今はかなり健康になってきてるし、ありがたいことにそういう心配は薄れてきています。 

健康大事。 

……ということで、今のところ近いうちに寝たきりになったりはしない気がするので、保険はフツーに少なくとも60歳とか65歳までは使わない前提でいいような気がするし、だとしたら保険としての資産形成はもう十分だと思います。 

⇒「保険として資産形成して」は終わり。

投資方針の変化

上のライフサイクルの記事では、成熟期に入ったら徐々にリスクを最小化していってキャピタルゲインからインカムゲインにシフトしはじめるモデルを提唱しています。

でも、自分が想定より早い年齢で成熟期に入って気づいたのは「時間が余分にある場合は、守り体勢にシフトする必要が全くない」ということです。

むしろ、時間的に余裕があるとリスク許容度がアップする気がします。

少なくともあたしはそうですね。今から数年投資に失敗したって挽回する時間残ってるじゃん、みたいな。

まあだからと言って、今までよりもっとリスクをとっていこうとはとりあえず思ってませんが、投資が楽しくなるかも……とはちょっと思うようになりました。

今まで投資のことは「必要なものだし、きちんとやれば相応に報われるし、やればまあ興味深いかな」程度にしか思っていなくて、特に「好き!」と思ったことはなかったんですが、必要なものであるという前提がなくなったら、単なるゲームになって好きになるかもしれません。

そしたら売買の頻度を増やしてただ単に楽しんでもいいかも。

わからないけど。

「それを死ぬまでに全部使い切る」

そしてここ最近考え続けているのがこれです。

理想通りに保険を使わずにずっと生活できたら、保険は当然余ります。

なので「死ぬまでに全部使い切る」つもりなら、将来的には保険が必要じゃなくても切り崩すことになりますが、そうなったとき余剰資金をどうするか。 

本当はここで何か事業を始めて、雇用を生んで、自分と従業員と社会の間をお金が循環するシステムを作るのが一番いいんだろうとは思います。

そしてそれが「好きなこと」で楽しいのなら「好きなことで稼ぐ」と一体化させることができて、言うことなしになる気がします。

でも、実際に事業経営をしたいかと言うと微妙です。全くときめかないです。

……難しいですね。 

「一生好きなことで稼ぐ」という理想は捨てて、翻訳で稼げなくなった時点で「稼ぐことは考えず単に好きなことをする」に移行するっていうのもアリと言えばアリかもしれません。

その場合、保険は老後資金として普通に切り崩せばいい。

……なんとなくつまらない気もしますが。 

やっぱりなるべく長く「好きなことで稼ぐ」を続けて、余剰資金は気が向くままにバラ撒けるようになるほうがいいのかもしれません。 

⇒「それを死ぬまでに全部使い切る」は、やっぱり翻訳が終了してからどうするかを考えたうえで考えなくちゃダメっぽい。

まとまらなかったまとめ

……ってことで、考えてることはなんとなく整理できたけど、やっぱり結論は出なかったですね、うん。

わかったのは、健康大事、翻訳が終了したらどうするのか真面目に考えろ、くらいでした。

 

やれやれ。

 

経済的自由を目指してるみなさん、自分がその後どうするか考えてますか?