経済的自由のススメ

タダでもやりたいことで勤労所得を得て、投資で不労所得を得て、それを死ぬまでに全部使い切る、という生き方のススメ

アメリカ株を買うとき選ぶべきなのは日本の証券会社?それともアメリカの証券会社?

ちょっと前に、このサイトには必要ないと思うけど面白そうだからお問い合わせフォーム作ってみたという話をしましたが、意外にも来てます、お問い合わせ。

お問い合わせフォームをブログに設置するやり方 - 経済的自由のススメ

いやぁ、何でもやってみないと分かんないもんですねぇ。

で、最近「日本に住んでいますが、アメリカで口座を開設してアメリカ株を売買したいと思っています。オススメの証券会社はありますか?」というお問い合わせをいただきました。

これです!と即答したいところだったんですが、あたしはアメリカにいた頃に開設した口座(E*TradeとFidelity Investment)をそのまま今でも使っているので、日本在住の日本人が口座を開設できる証券会社についてはよく分かりませんでした。スミマセン。

でもね、調べますよ、もちろん!

……ということで、今日は日本在住の日本人が口座開設できるアメリカの証券会社について書こうと思ったんですが、日本の証券会社でもアメリカ株は買えるわけで、どちらのやり方がいいかというのは人によって違うんじゃないかなと思うので、今日はまず、日本の証券会社でアメリカ株を買うこととアメリカの証券会社でアメリカ株を買うことの違いについて考えます。

言語

まずなんと言っても言語ですね。日本の証券会社であれば日本語でサービスを受けられるけれど、アメリカの証券会社では英語ですから。日本語でサービスしているところもあるのかもしれませんが、英語である程度のことができる人でないと、アメリカの証券会社で口座を維持するのは結構負担になると思います。口座の開設を頑張って乗り越えて売買の仕方だけ学べばあとは大丈夫と思っても、何か問題があったときに英語で対応できなかったりすると致命的です。

あと、アメリカの証券会社に口座があるからこそ得られる情報がありますが、これを理解して使えるレベルの英語力がない場合、アメリカで口座を開設するメリットはかなり減ります。

銘柄数

多くの場合、日本の証券会社ではアメリカ株の銘柄数が限られています。そして、日本語でググるとこれを理由にアメリカの証券会社を勧めているサイトが結構あるのが分かります。でも「それは古い考え方で、今は問題にするほどの差はないんじゃないか」というのがあたしの意見です。

アメリカで上場しているアメリカ企業の数は、1990年代後半のピーク時には7,000を超えていましたが、実は最近は4,000を切っています。一方、日本の証券会社で取り扱いがあるアメリカ株を見ると、現在銘柄数が一番多いマネックス証券で3,083です。日本の証券会社で扱っているアメリカ株がもっと少なかった頃にアメリカの7,000と比べていたのなら、アメリカの証券会社じゃないとダメだと思って当然でしょう。でも今は4,000対3,000ですから実質的な差はありません。3,000の選択肢でダメな人は4,000でもダメだと思います。

ただ、これはアメリカ企業の話で、「アメリカで上場している」というだけの条件であれば他の国の企業の株もありますから、総数で言うとアメリカの証券会社を通した選択肢は結構な数になります。ちなみに、あたしが使っているE*Tradeを今見てみたら銘柄数は8,963でした。なので、アメリカ株に限らず投資したいというのであれば、差は出てきますね。

売買手数料

アメリカの証券会社の手数料は$5~6くらいからあります。大手でも$10前後じゃないですかね。あたしが使っているE*Tradeもそのくらいです。そしてこれは約定代金に関わらず一律です。

日本では、例えばマネックスでは約定代金の0.45%で、最低$5、最高$20という設定ですから、約定代金が$2,223の時点で手数料$10ということになります。

なので、どちらを安いと思うかは普段1回に投資する金額がどのくらいなのかによって違ってきます。ちなみに、アメリカ株は日本株のような100とか1,000とかの単位がなく1株から買えます。

情報

アメリカ株に関する情報は、もう断然アメリカの証券会社で得られるものの方がいいです。予想PER・PBR・配当利回りのような指標や決算というテクニカルな情報に関しては日本の証券会社でも普通に見ることができますが、企業のクオリティというかソフトな長期投資向けの情報はイマイチです。あと、モーニングスターやバロンズを翻訳した情報が提供されている場合もありますが、かなり端折ってあるケースが多いです。

でも、上でも述べましたが、これは情報を消化する英語力があるかが問題になるので、英語力があるのならアメリカの証券会社の方がいいけれど、そうでないのならあまり変わらないかもしれません。

ちなみに、あたしはアメリカの証券会社とは関係なく、MorningStar StockInvestorを購読しています。こちらも英語なので英語力が必要ですが、今村イチオシの情報源です。特に長期投資したい人にはオススメです。

3ステップで簡単に選べる長期投資用の米国株 - 経済的自由のススメ

資金移動

アメリカの証券会社で口座開設した場合、当然ですが資金をドルに換金して海外送金することになります。日本の証券会社を使う場合は、日本円を外国株取引口座に振り込んでその中でドルを購入する形なので手間がかかりません。また、海外送金する分の手数料もありません。最終的に出金する際も、日本の口座であれば簡単です。

確定申告

日本の証券会社の場合は、特定口座に指定すれば証券会社に損益などを計算してもらえるので確定申告が楽です。

アメリカの証券会社で口座を持っている場合は損益の確定申告は自分ですることになります。やり方は日本株の損益の確定申告を自分でするのと同じなので難しくはありませんが、自分が株を買った日と売った日、そしてそれぞれの日の為替レートを調べて手作業で損益の円換算をしなくちゃならないのが面倒です。あたしは基本的には長期投資で一旦買ったら滅多に売らず、確定する損益も年に3件くらいしかないので、面倒と言ってもたかが知れているんですが、もっと頻繁に取引する人は面倒だということを覚えておいてください。

あと、国外に5,000万円以上の資産(不動産なども含む)がある場合、国外財産調書というものを確定申告と一緒に提出しなくてはならなくなります。なので、海外に口座を作って資産1億円目指すぞ!みたいな感じで頑張りたい人は、国外財産調書のことも覚えておいてください。損益確定とか関係なく、株式の銘柄のリストを作らされるのでかなり面倒です。今年はようやくPDFで直接入力できるフォームが出てきましたが(それまではプリントアウトしたフォームに手書き)、それでも入力できるだけで計算はしてくれないので、買った日と現在の為替レートを調べて取得価額と現在の評価額の円換算を手作業でやる羽目になります。

海外に資金があるということ

でもですね、海外に資金があるということは日本で外貨預金してるのとは違うレベルのリスクヘッジがあると個人的には思っています。日本という国に対するリスクヘッジ。人口が減少し、経済成長がなく、格差だけがどんどん大きくなる日本。将来は戦争に巻き込まれるかもしれないし、基本的人権もなくなるかもしれない。そうなって日本を脱出するしかなくなったら、そして日本にある資金が凍結されたり日本円が暴落したりしたら…と考えると、海外に資金があると安心じゃないですか?

まとめ

日本の証券会社とアメリカの証券会社のどちらがいいかは、人によって違うと思いますが、上に挙げたような点について考えて選べば、だいたい大丈夫なんじゃないかなと思います。

みなさん、頑張って投資してくださいねー。

次回は日本在住の日本人が口座開設できるアメリカの証券会社について調べますのでよろしく。

+++++++++++

ちなみに日本から米国株に投資するにはマネックス証券が便利です。マネックス証券