経済的自由のススメ

好きなことで稼いで、保険として投資で資産形成して、それを死ぬまでに全部使い切る、という生き方のススメ

グッときて買ったけど失敗した株

みなさん、こんにちは。グッとくるかどうかを人生の重要な指針のひとつとして生きている今村です。

少し前に、初めて投資した株はグッときたからというだけで買ったHomeDepotだったという話をしました。しかもその後順調に育ってくれて楽しかったという話でした。

消費者としてグッときた企業の株を買う楽しさ - 経済的自由のススメ

が。

グッときたというだけで株を買って失敗したことも実はあったりするんですよ、ええ。しかもあたしが今まで買った株の中でもサイアクな結果になってしまったというレベルの失敗。今日はその話。

Bank of America

買ったのはBank of America(BAC)です。全米でも1、2位を争う大手の銀行で、あたしもアメリカにいた25年間ずっとメインバンクとして使ってました(そして今でも口座維持してる)。定期預金用にBank of Americaよりも利率がいいネットバンクに口座作ったこともあったけど、そういう銀行ではホントに定期預金だけしか使わず、当座預金と普通預金はBank of America一筋でした。理由は簡単。Bank of Americaの方が断然良かったから。最初の数年は「乗り換えたほうが便利で安い銀行があったらいつでも乗り換えるよ、あたしは」っていうスタンスでBank of Americaを他の銀行と比べたりもしてたけど、手数料とか利便性とかカスタマーサービスとかどこから見ても個人的にはBank of Americaの方が良かったし、ネットバンキングとかセキュリティとかどんどん良くなっていたから、途中からは乗り換えの検討自体しなくなってました。Bank of Americaはあたしにとってグッとくる銀行になってたというわけです。

Bank of Ameircaの株を買うことを思いついたのは2007年でした。ちなみにこの頃のあたしの経済状況は、2003年に株を始めて以来、うまくいかなかったものもあった一方もの凄く上がったものも結構あってプラスマイナスかなりプラス、企業勤めも年季が入ってきて年収も自己最高レベルという状態でした。ぶっちゃけお金余ってました。

そんなわけで、その頃には既にMorningstar StockInvestorを購読していてアナリストのレポート読んだりしてきちんと投資対象を選んでたんですが、StockInvestor見て投資したいと思えるものには投資し尽くしちゃってました。それで、他に何かないかなぁ?と思ってたときにBank of Americaのことを思いついたわけです。で、チャート見たらほんの少しだけ下がってたから買っちゃったと。

↓その時見たBACのチャート。2001年からわりと堅実に上がってきて2007年にちょっと下がっています。

BACのチャート

でも今考えると、

  • そもそもwide moat株のリストにも入っていないような株を
  • 当座預金口座と普通預金口座の使い勝手がいいというだけの理由で
  • 他の事業部門の確認もろくにせず
  • たいして下がっていない時期に衝動買い

……という、ダメなお手本のようなことしています。

そしてその後も何の分析もせずにほったらかし。その結果がこれでした。

↓1997年から現在までのBACのチャート

BACのチャート

この、買った時の、ちょっと下がったっていう時期、これがサブプライムローン危機が始まった時期です。だから下がり始めてたんですね。そしてリーマン・ショックが2008年後半に起こり、銀行関係の株はほとんど全滅したわけです。

我ながら一番買っちゃダメな時期をピンポイントで選んで買ったことには感心しちゃいますね。あと、この頃から仕事、健康、プライベートでいろいろあって投資自体を全面的にほったらかしにしていたこともダメでした。リーマン・ショックがあってからハッと気づいてBACを確認したらもう底値で、それ以前にズルズル落ちてたのは全く気づいていませんでした。

で、底値が1桁で売ってもほとんど何も戻ってこないし、退職金口座だから損益通算とかもできないし、特に今お金が要るわけでもないし、それに何年かかるか分からないけどサブプライムローンの問題が解消すれば株価もせめて2桁には戻るだろうと冷静に考えて、今度は意図的に放置。

その後、BACは少し持ち直して安定した株価で推移してるし、wide moatリストにも入ってきています。でも近い将来にもとのレベルの株価に戻ることはないと思うので、もうこの辺で損切りしちゃえばいいんですが、それでも売って戻ってくるお金があまりにもたいした金額じゃなくて使えないので面倒で放置してます。投資用のキャッシュがちょっと足りない、とかになったら売るでしょう。たぶん。

買ったのは75株だったので、今の時点で3,000ドルくらいのロスです。

……ということで、ここで学んだのは

  • グッときてもそれがその企業全体の事業について言えるのか確認するべき(銀行なのに融資とか他の部門があることを考えていないとか絶対ダメ)
  • しょっちゅう株式市場のチェックをしない場合は、wide moatがある株にしておくべき
  • Wide moatじゃない株を買う場合はもう少し定期的にチェックを入れるべき
  • たとえグッときていてもきちんと理論株価を確認して買うべき

ですね。でも、ひとつ良かったのは、こういうロスを差し引いてもポートフォリオ全体を見ると大きくプラスになっていたので、やっぱりやる・やらないの時点でやる方が有利なんだなと確認できたことですかね。

ということで、これからもやりますよ。

 

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