経済的自由のススメ

好きなことで労働所得を得て、投資で不労所得を得て、それを死ぬまでに全部使い切る、という生き方のススメ

ソーシャルレンディングの会社比較:2016年版(Part 2)

はい、こちらの続きです。↓

ソーシャルレンディングの会社比較 :2016年9月版(Part 1)

Part 1で見た会社

Part 1で見たのは以下の9社でした。

残りの9社も設立順に見ていきます。

会社比較Part 2

スマートエクイティ

API証券のクラウドファンディング事業として2015年5月に立ち上げられたプラットフォームです。(*設立日を勘違いしていました。みんなのクレジットより前になります。)匿名組合形式のファンドに加え、社債を扱っているのが特徴です。でも他の会社に比べて明らかに取扱いが少なく、匿名組合形式のファンドは「中小企業応援ファンド1号(償還済)」「スリランカ預金ファンド1号」「トランクルーム投資1号」「スリランカ預金ファンド3号」の4件しか掲載されていません。(スリランカ預金ファンド2号はどうなったのかは不明。)利回りはそれぞれ7%、5%、5%、1.8%、運用期間はそれぞれ24ヶ月、37ヶ月、37ヶ月、7年とあまり魅力的ではありません。

社債の方は11件掲載されており、運用期間が過ぎているものもありますが、返済がどうなったのかよくわからない状態です。内訳はソーラーボンド2件、街づくり社債1件、トランクルーム事業用地社債1件、そして残りの7件はサプリメントの販売をしている会社の社債です。サプリボンドは運用期間12ヶ月、利回り8%で自社商品のプレゼント付きのようです。

スマートエクイティは預かり口座がなく、配当金は直接投資家の銀行口座に振り込まれるので、出金手数料はかかりません。

総評:サプリに興味がある人は利回り的には悪くないかもしれないが、案件数が少なく、公式サイトの情報量もイマイチ。

興味がある人はこちらから>>スマートエクイティ

GAIA FUNDING

maneoのフランチャイズ(募集などプラットフォームの運営自体はmaneo)の加盟者ガイアファンディングのプラットフォームです。設立はみんなのクレジットよりも遅い2015年7月ですが、ファンドの募集はみんなのクレジットより早い2015年10月です。日本に居ながらにしてアメリカの不動産市場に投資できるようにと設立され、主にハワイ、カリフォルニア、テキサスの不動産開発事業者に対して不動産を担保に融資するファンドを提供しています。

期待利回りは5%~10%という案件が多いようですが、10%のメインの案件を5%の2つ目の小さな案件と組み合わせたファンドというパターンで、実際2つ合わせると9%前後になるのではないかと思われます。なので、利回りは悪くありません。運用期間は4ヶ月のものから18ヶ月のものまであり、投資は2~3万円からです。出金手数料はLCレンディングと似たパターンで、三井住友銀行の深川支店宛であれば216円ですが、その他の支店だと432円、三井住友以外の銀行の場合は756円です。

アメリカの不動産物件ということで、海外送金にかかる日数やクロージング日が前後する関係で利息の計算期間が若干ずれる可能性があるようです。また、為替リスクに関しては自社独自のヘッジを行っているようです。

総評:出金手数料が高いが、利回りは悪くない。利息の計算期間や為替リスクなどの対応がどんな感じかお試ししてもいいかも。

興味がある人はこちらから>>GAIA FUNDING

トラストレンディング

トラストレンディングについてはこちらで書いています。↓

トラストレンディングで不動産担保付きローンファンドを買いました

総評:地味だけどそれなりな感じの会社。他の会社と比べても期待利回りが高い方。でもプロモーション的な理由で高く設定してあるらしいので、今後どのくらい続くかは不明。今なら新規会員登録と新規投資でそれぞれ1,500円と3,000円のキャッシュバック。

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Crowd Lease

ソーシャルレンディング事業を行うために2015年10月に設立されたCrowd Lease社がmaneoのフランチャイザーとして2016年2月から運営しているプラットフォームです。代表取締役の武谷氏は飲食ベンチャーや店舗サポート事業を手がけてきた人らしく、中小・ベンチャー企業の設備投資等の事業資金の融資をメインにしたローンファンドを提供しています。また、借り手のクライアントに対しては経営支援も行うようです。

案件は運用期間が12ヶ月以下のものばかりで、3ヶ月や4ヶ月の案件もわりとあり、最低投資額も2万円や3万円です。利回りはメインのプロジェクトが9~10%でサブのプロジェクトが5%という組み合わせのファンドがほとんどなので、平均は8~9%ぐらいでしょうか。担保や保証としては、株式の質権、動産や売掛債権担保、代表者連帯保証などを使っています。出金手数料は三井住友銀行の新橋支店宛であれば216円ですが、その他の支店だと432円、三井住友以外の銀行の場合は756円です。

総評:店舗ビジネス対象の融資ということで、他の会社とはちょっと違う案件を提供している。大がかりな不動産投資と違って募集額そのものが少なく運用期間も短いわりに利回りがわりといい。

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スマートレンド

SmartLendがmaneoフランチャイズの加盟者として運営しているプラットフォームです。設立は2015年10月ですが、最初の募集は2016年4月になっています。現在ほとんどのソーシャルレンディングの会社が何らかの業界に特化したファンドを提供しているなか、幅広い業界の様々な規模のプロジェクトへの投資案件を提供するということで差別化を狙っているようです。具体的には中小、零細、ベンチャー企業だけでなく、中堅、外資系、大企業のプロジェクト(リスクが低く利回りも低いもの)も視野に入れるようです。

運用期間は3ヶ月くらいからあり、ほとんどが12ヶ月以下です。また、投資金額も3万円ほどからです。 利回りにはバラツキがありますが、大体5%~7%前後が多いようです。幅広い案件を提供して、リスク分散を図ったり様々なニーズに合わせた投資を1ヶ所でできるようにという意図に対して案件の数はまだ少なめです。出金手数料はLCレンディングやGAIA FUNDINGと似たパターンで、三井住友銀行の錦糸町支店宛であれば216円ですが、その他の支店だと432円、三井住友以外の銀行の場合は756円です。

総評:海外に進出した日本企業に対する融資など、ちょっと他とは違う案件もあるので、今後案件数を増やして実績を積んでくれることに期待。

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J.Lending

不動産の賃貸借および管理、貸金業、設備機器の販売を行っているジャルコが運営するソーシャルレンディングプラットフォームです。ジャルコは東証JASDAQ上場企業であるJALCOホールディングスの子会社です。「ハイクラス」「プレミアム」と謳っていて、投資は50万円以上で10万円単位となっていますが、想定利回りは3~8%となっていてそれほど高くありません。

実際に今まで募集されたのは2件で、LF1号は期待利回り6%・運用期間6ヶ月、LF2号は期待利回り5%と6%のプロジェクトの組み合わせで運用期間6ヶ月でした。両方ともパチンコホールを運営する企業への不動産担保付き融資なので、JALCOホールディングスのもう1つの子会社で中古パチンコ・パチスロ機等のレンタルを行っているジャルコアミューズメントサービス関連から引き合いがあったのかもしれません。

出金手数料は「ご出金の場合は、ご出金依頼金額から振込手数料を差し引いた金額となります」とあるのでいくらかかかるようだが、いくらなのか不明。

総評:案件数が少なく、利回りもあまり高くない。最低投資額が50万円と高いこと以外はどのあたりがプレミアムなのか不明。

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TATERU FUNDING

東証マザーズ上場企業インベスターズクラウドが運営するソーシャルレンディングプラットフォームです。インベスターズクラウドはアパート投資のためのプラットフォーム、IoT機器を制御・管理するキット、民泊代行サービスを行なっている会社で、TATERU FUNDINGでは自社が建築施工したデザイナーズアパート、民泊物件や海外不動産を組み入れたファンドを提供しています。

他の不動産投資ファンドのように、返済順位が金融機関によるシニアローンより低いメザニンローンに投資家が出資する形ではなく、投資家が優先出資者となりインベスターズクラウドが劣後出資者となる形をとっています。ただ、今まで募集があった案件は2件ですが、両方利回りが5%でした。最低投資額は10万円、出金手数料についての記載は公式サイトにはありませんでした。

総評:優先出資者として投資できるので元本の安全性は比較的高い。だが、利回りは低く、最低投資額も10万円と他の会社に比べると高め。

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AMERICAN FUNDING

アメリカンファンディングという2015年7月に設立された不動産コンサルティングとソーシャルレンディングを行う会社が、maneoのフランチャイザーとして2016年7月から運営しているアメリカの不動産投資案件に特化したソーシャルレンディングのプラットフォームです。

いろんな意味でGAIA FUNDINGと似ているのですが、GAIA FUNDINGが自分もアメリカで不動産投資をしているというErnst & Young出身のビジネスコンサルタントが代表取締役としてアメリカの不動産開発事業者に融資している一方、AMERICAN FUNDINGは、111Capital, Inc.という不動産投資サポートを主な事業とする米国法人が行なっていたソーシャルレンディングのサービスを日本でも展開したという形です。111 Capital, Inc.として行っているソーシャルレンディングのサイトを見ると、どれも一戸建ての既存の物件ですので、不動産開発事業ではなく、不動産転売事業としての投資のようです。ちなみにどれも利回り8%で提供されています。

まだ新しくて案件数が少ないのですが、アメリカンファンディングとして提供している案件は少なくとも今のところ不動産業者が一戸建てを仕入れる資金を融資するという形です。オープン記念と称して最初の2件は利回り10%、運用期間6ヶ月という条件で募集、その後は12ヶ月前後の案件を9%で募集しています。出金手数料は三井住友銀行の新橋支店宛であれば216円ですが、その他の支店だと432円、三井住友以外の銀行の場合は756円です。

総評:新しいプラットフォームとは言え、米国法人として同じ事業をしてきているので実績はあると言える。利回りは最終的には8%まで下がるかもしれないことを考えると今はお得かも。

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Crowd Realty

メリルリンチ日本証券の投資銀行部門で不動産案件を扱っていた経歴がある鬼頭氏が主要株主および代表取締役となって2014年12月に設立したクラウドリアルティの不動産に特化したソーシャルレンディングのプラットフォームです。2016年9月現在はまだ案件は準備中となっており、公式サイトにもあまり情報がありませんが、資金調達の需要が特に大きい小型案件やリノベーション・開発が伴う案件に投資する機会を提供することになっています。設立日は不明ですが、エストニアに子会社があり、国内だけでなく海外の現物不動産や不動産を裏付け資産とするローン債権や金融商品に対する融資案件も提供される予定です。また、資金需要者に対しては、資金調達だけでなくマーケティングなどのサポートも行うとのことです。

総評:実際に案件が出ていないのでまだ不明。

興味がある人はこちらから>>Crowd Realty

まとめ

もの凄く長くなってしまいましたが、よくよく見るとそれぞれ違うことがよくわかります。個人的には今後もソーシャルレンディングはどんどん多様化するんじゃないかと思いますね。みなさんもどうですか、ソーシャルレンディング。