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クラウドクレジット運用報告会と運用レポートのまとめ:その1

ちょっとご無沙汰してました。みなさん、お元気ですか?

この間クラウドクレジットの運用報告会に行ってきました。有益な情報をたくさん得たのですぐに報告したかったんですが、ちょっと本業が忙しくてまとめてる暇がありませんでした。でも今日納品したので、次の案件が入稿する前に運用報告会の情報と運用レポートの情報をまとめられるだけまとめます。

クラウドクレジットで投資したいなぁと思ってる人も、もう既に投資してる人も今後どのファンドを選ぶか検討する時に役に立つはずなので、最後まで読んでいってください。

まだ登録していない人はこちら>>クラウドクレジット

まず概要的な話

業務展開と規模

ソーシャルレンディング自体が急成長してるっていうのもありますが、最初のファンドの募集が始まった2014年6月以来、クラウドクレジットは急成長しています。

現在の業務展開と規模は以下の通りです。

  • 提携先・貸付先:エストニア、カザフスタン、カメルーン、キプロス、ジョージア、スペイン、チェコ、フィンランド、ペルー、ポーランド、ラトビア、リトアニア、ロシア、イタリア、ブラジル、デンマーク、メキシコ
  • ローン成立額:16億円突破
  • ユーザー登録者:2,600人ほど

提携先・貸付先を見ると、クラウドクレジットが他のソーシャルレンディングの会社とは全く違う路線を行っているのが分かります。

提供されているファンド

2017年1月時点でクラウドクレジットが提供しているファンドは以下の9つ。

  • ペルー小口債務者支援ファンド
  • カメルーン中小企業支援プロジェクト
  • 欧州3カ国個人向けローンファンド
  • 東欧金融事業者支援ファンド
  • 北欧個人向けローンファンド
  • バルト三国自動車リースファンド
  • マイクロローン事業者ファンド
  • リトアニア個人向けローンファンド
  • イタリア消費者ローンファンド

為替ヘッジがあるバージョンとないバージョンに分かれていたり、通貨が違うバージョンがあったり、利率(つまりリスク)のレベルが違うバージョンがあったりするので、バリエーション的に言うともっとありますが、基本的にはこの9つです。

今後はこれを15~20ファンドまで増やしてクラウドクレジット内でもっと分散投資ができるように目指すとのことです。

今後の強化ポイント

今までも情報提供やコミュニケーションに関しては他の会社と比べても力を入れてきていたと思いますが、やはり他の会社よりややこしいファンドを運営しているということもあって、今後は一層コミュニケーションに力を入れ、ユーザーインターフェイスなども改善していくそうです。

その関連で、預託金の残高、月ごとの返済予定額、トータルリターン、総分配利益などを一目で確認できるポジションの一括管理機能や、各ファンドのパフォーマンス、為替レート、ファンドごとの資産価値推移などを含むシミュレーション機能を年内にはリリースしたいということでした。

そして肝心のファンドの運用状況

ペルー小口債権者支援ファンド

延滞債権を買い取って回収を図るファンドです。仕組みに関しては以前こちらの記事で説明しています。

クラウドクレジットのファンドを理解する:延滞債権投資のしくみ

こちらはクラウドクレジットの一番古いファンドで、一番うまくいっていると思われるファンドです。 3年ものなのでまだ1号も完済までは行っていませんが、順調に返済しているとのことです。

カメルーン中小企業支援プロジェクト

事業の動産・不動産を担保にとって貸付するトレードファイナンスをファンドにした商品です。その名の通り貸付先はカメルーンの中小企業です。

担保率について

貸し倒れがあった場合は担保を売却して資金を回収する仕組みですが、担保の価値は普通にその企業が取引したときに得られる市場価値ではなく、企業が倒産したときに売却して得られる解散価値として計算しています。例えば市場価値100万円の担保でも、債権者が売却しようとすると60~70万円の値しかつかないであろうと低く想定して計算しているということです。なので、実際の担保率は125%~200%だそうです。

現在、為替ヘッジありバージョンの1号、あり・なし両方の2号が契約延長中です。それぞれに返済が遅れている案件が1つずつあり、担保を売却して資金回収する作業に入っているとのことです。

為替ヘッジについて

現時点でこのファンドの為替ヘッジなしバージョンの1号は返還済みです。運用自体は想定通りで期待通りの収益がありましたが、為替ヘッジがなかったため、Brexitのニュースの後に進んだユーロに対する円高の影響をもろに受けてせっかく挙がった収益がチャラになり、元本にもほんの少し影響が出ました。

報告会では具体的な数字まで出ませんでしたが、今村が報告書を見て計算した限りでは10万円の投資で580円の損失、0.58%減少というレベルでした。

これをどう見るかはその人のリスク許容度にもよると思いますが、今村の感想は「なるほど、あれだけ円高が進んでもこの程度の怪我で済むのか」でした。あたしは為替にはあまり詳しくなくて普段も全然レートなど見ていないんですが、きちんと為替市場を見て円安になると賭けてもいいと思えるなら、逆に為替ヘッジなしでリスクを取るのもアリかもと思いました。

案件数について

カメルーン中小企業支援プロジェクトは毎回集まった資金によってファンドに組み込まれる中小企業(案件)の数が変わります。また、含まれる案件のサイズもいろいろです。

これはつまり、(1)集まった資金が少なめで案件数が少ない場合、案件数が多い場合よりリスクの幅が大きくなる、(2)含まれている案件の中でも大きいものの返済が遅れるとインパクトが大きくなる、ということです。最終的に集まる資金金額も組み込まれる案件も投資時点では分からないので、そのような不確定要素があるということは理解しておくべきです。

あと、各号の案件は別なので、契約延長中の号があってもその他の号への影響はありません。念のため。

欧州3カ国個人向けローンファンド

以前、欧州3カ国個人向けローンファンドと北欧個人向けローンファンドについてちょっとこちらに書きました。

クラウドクレジットでファンドを買いました:その2

その時に、2016年4月時点の平均貸付金利はリスク低減型で20.7%、バランス型で33.7%、ハイイールド型で57.6%と書きましたが、2017年1月時点ではこれがリスク低減型で20.12%、バランス型で32.48%、ハイイールド型で63.02%となっています。

で、運用状況的にはリスク低減型とバランス型は想定通り良好でハイイールド型は想定以上の延滞が発生している状態です。

上の平均貸付金利の変化を見ても分かりますが、信用格付けが低い個人に対してはより高い金利で貸付する設定なので、ハイイールド型は以前よりリスクが高くなっているわけです。そのまま高くなった金利で返してくれて大逆転するかもしれない一方、ずるずる延滞が悪化する可能性もある、ということです。

ちなみにこのファンドは3つのリスクレベルのバージョンに分かれていますが、それぞれのシリーズは合同運用です。上のカメルーンのファンドは号ごとに違う案件が組まれるので、例えば1号と2号は別物ですが、欧州3カ国のファンドは同じシリーズにどんどん資金を足して運用していく形になっていますので、現状を参考にしてどのシリーズを選ぶか決めてください。

クラウドクレジット運用報告会と運用レポートのまとめ:その2

すみません、次の原稿来ちゃいました、以下のファンドについては次回まとめます。

  • 東欧金融事業者支援ファンド
  • 北欧個人向けローンファンド
  • バルト三国自動車リースファンド
  • マイクロローン事業者ファンド
  • リトアニア個人向けローンファンド
  • イタリア消費者ローンファンド

ではでは。

 

 

追記:

続き書きました~。

クラウドクレジット運用報告会と運用レポートのまとめ:その2