この間、アメリカからノートパソコンを取り寄せたという話をしました。
個人輸入・転送サービスを使ってノートパソコンをアメリカから取り寄せてみました
このときどのノートパソコンを買おうかいろいろ物色していて初めて気づいたんですが、32GBのSSDを搭載したノートパソコンなんてものがあるんですねー。ディスク容量が32GBのノートパソコンなんて今までありました?いや、1990年代とかの話じゃなくて、最近の話で。
まあ、単にあたしがそういうことに疎くて知らなかったというだけなんでしょうが、とにかくちょっとビックリしました。320GBの間違い?とか思っていろいろ調べちゃいました。
で、実際にHPのノートパソコンで32GBSSD搭載ってのを買ったんですが、これがいろんな意味で意外と良かったので、今日はそのレポートをします。
ディスク容量が少ないノートパソコンを選んだ理由
あたしのPCの用途は主に仕事の翻訳です。扱うファイルの8割以上はWordで、たまーに気が向けばPowerPointのファイルを受け付けることもありますが、残りはほとんどExcelです。音声ファイルや動画ファイルは今はあまりやってません。電子辞書類は大きな声では言えませんが実はあんまり揃えていなくて(笑)、外付けを1台持っていてたまに使いますが、ほとんどネットで事足りちゃってます。なので、仕事に関してはOfficeとインターネットがあればOKです。仕事以外で使ってるソフトと言えば会計ソフトとかセキュリティ対策ソフトくらいです。あとはアプリが数個あるだけ。
ファイルとかデータに関しては、使ってるPCに不具合が出たときやインターネットに接続できなくなったときにすぐにもう一台のPCに移行して仕事を続けられるように、普段から全て外付けのドライブに保存しています。
写真なんかもUSBドライブに保存しています。一時的にPCのハードドライブに入れることはありますが、定期的に整理してUSBドライブに動かしています。
つまり、内蔵されてるハードドライブはソフトをインストールする程度しか必要ないんです。いつもPCを買う時はスペックに合う範囲で一番容量が少ないものを選んできましたが、今まで使ってきたDellもLenovoもそれぞれ320GB、500GBの容量があり、用途がないのでガラガラに空いています。もったいないなぁと常々思っていました。
なので、32GBでその分お手頃価格になってるノートパソコン、いいんじゃない?と思ったわけです。
HDDとSSDの違い
SSDと比べてHDDは大容量だし安価、ゴミ箱を空にしただけではデータは物理的に消えないのでデータ復旧が簡単などの利点がありますが、個人的には大容量である必要が全くなく、上書きしないと消えないデータもちょっとウザいです。とは言え、まあ特に困ることもないので今まで普通に使っていました。そしてSSDにしたらどうなるかも特に考えたことがありませんでした。
でもSSDって結構利点があるんですねー。そして使ってみたらほとんどが実感できました。
- 音が静か:今までHDDが入ってるLenovoのことを特にうるさいと思ったことはなかったんですが、確かにSSDが入ってるHPはウィーンって感じのディスクが回る音がしないので静かです。
- PCの高速起動が可能:ホントに速いです。
- 処理速度が高速:速い気がします。
- 耐衝撃性が高い:これは試す勇気がないんですが、構造上SSDの方が壊れにくいというのは納得です。
- 軽量化が可能:今回買ったHPはDVDドライブがないモデルなのでDVDドライブがあるLenovoとは比較できず、DVDドライブがあっても軽さが体感できたかはよく分からないんですが、HDDよりSSDの方が50グラムくらい軽いみたいです。
- 消費電力が低い:具体的な数値は分からないんですが、あまりLenovoみたいに熱くならないのは確かです。
32GBでホントに大丈夫なのか?
でもいくらなんでも32GBって少なくない?と思ったあなた、あたしもそう思いました。今回のHPは、きちんと諸々のプログラムのシステム必要条件を確認して32GBでも余ると判断した上でポチったんですが、それでもなんとなく不安はありました。大丈夫のはずってあんた、ホントに大丈夫?…みたいな。
でも結論を言うと、あたし程度の用途なら全く大丈夫でした。今の時点で英語版のWindows10にOffice Home&Student 2016 (Word、Excel、PowerPoint、OneNote)、会計ソフト、セキュリティ対策ソフト、各種ブラウザ、電子辞書とかスキャナーとか周辺機器のプログラムが入っていますが、まだ8GBくらい余っています。
で、「ダウンロード」とか「ドキュメント」のフォルダの内容はSDカードに自動的に保存されるようにプロパティの「場所」から設定して、SSDには余分なものが保存されないようにしました。ちなみに使っているSDカードはこれです。↓
16GBでも容量が余っている状態ですが、今後足りなくなるようならSDカード自体は簡単に容量が多いものに変えられますので問題ありません。
あと、あたしの場合、仕事に必要なプログラムは2台ともにインストールされていないと困るんですが、それ以外に何かプログラムが欲しくなったら500GBあるLenovoだけにインストールするという手もあります。
SDカードなどをハードディスクとして使う
でも、万が一、HPのほうに何かプログラムを入れたいけど32GBを超えてしまう事態が将来起こったら、SDカードにプログラムをインストールしちゃったりはできないのかな?と思ったので、グーグル先生に聞いてみました。
……できちゃうみたいです。
シンボリックリンクってのを指定する方法と仮想ディスク(VHD)を作成する2つの方法があるみたいですね。こちらで分かりやすく説明されています。
容量不足のスティックPCやノートブックで、SDカード等をハードディスク代わりに使う方法
Officeみたいにライセンスによって何台のどういうデバイスにインストールできるか制限されてるようなプログラムでも実際にリムーバブルドライブに入れることができるのか、また、入れることができたとしてもそのドライブを別のデバイスに差し替えたとき問題にならないのか、その辺はちょっと疑問と言えば疑問です。でも、そういうライセンス的制限がなくて、頻繁に使わないし使う時のアクセスの速さもそれほど重要でないプログラムは最初からリムーバブルドライブに入れておくというのはいいアイデアかもしれません。
まとめ
今回あたしが買ったHPのノートパソコンは、14インチ、4GBRAM、1.8Ghzクワッドコア、32GBSSD、Windows10 Home搭載という商品で税込み210ドルくらいでした。安くないですか?個人輸入の手数料が40ドルちょっとで関税が800円なので、総額27,000円くらいで済んでしまっています。
DVDドライブがない(意図的にないものを選んだ)というのを差し引いても、今まで買ってきたノートパソコンよりかなり安いです。
日本で同じことをした場合にどのくらい価格に差が出るのか分かりませんが、容量が少なくて安いSSDが入ったノートパソコンにSDカードのようなリムーバブルドライブつけるっていうの、なかなか悪くないですよ。
追記:
結局新しいSSDを入れることになりました。詳細はこちら。