What's up, ya'll?
前にちょっと書きましたが、久しぶりにアメリカに戻っています。
浮かれてます。(笑)
それはいいんですが、実は上の記事を書いたあとにこういう事実が発覚しました。↓
【悲報】スタバ本社の8階にあったCoffeegear Storeが今年に入ってから閉店していたことが判明。なんてこったい……。
— 今村咲 (@saki_imamura) 2018年5月18日
なので、代わりに(?)Boeingのツアーに行ってきました。
$BAはETF経由で保有してるだけだし、飛行機のことなんて「ジャンボ機と言えば747」「Boeingが次にリリースしようとしてるのが777X」くらいしか知らなかったので、正直あんまり期待してませんでした。で、実際に「737が云々」とか「A320が云々」とか言われてもパッとわからなくてちょっと予習してから行けば良かったと後悔したんですが、へぇ~と思うこともたくさんあって意外と楽しめました。
これ、飛行機が好きな人(で英語の説明が理解できる人)にはすごく面白いんじゃないかと。
……ということで、何も知らない状態でノコノコ出かけていった今村でもへぇ~と思ったことを書き出してみます。
- GEだけじゃなくRolls-Royceもエンジンを作ってる
- 機体の実物の大きさがスゴイ、製造工場もめちゃくちゃ広い
- 結構な数の航空機を製造している
- 戦争に関するアメリカの視点が全然違っていた
- 宇宙船や宇宙機器の開発もしている
- 読者プレゼント
- 予告
- 追記:読者プレゼント当選者
GEだけじゃなくRolls-Royceもエンジンを作ってる
GEが飛行機のエンジン作ってることは知ってましたが、Rolls-Royceも作ってました。
やっぱりというか、高いやつみたいです。チタン製で熱に強く、短い滑走で離陸できるとのこと。
じゃあどっちのエンジンがどれに採用されてるのかって話ですが、787ドリームライナーと747に関しては、発注者がGEのにするかRolls-Royceのにするか決めるそうです。
人気があるのはどっち?と聞いたら、既に所有してる機体のエンジンが何かによって決めるケースが多いという答えが返ってきました。
要は、新しく別の予備部品セットを揃えたくないからそうなるらしいです。なので、今あるマーケットシェアは失いにくいのかなと。
来年から納品が始まることになってる777Xに関しては、発注者に選ぶ権利がないのかよくわかりませんが、全部GEの9Xエンジンになるそうです。
↑左がRolls-Royceのエンジン、右がGEのエンジン
機体の実物の大きさがスゴイ、製造工場もめちゃくちゃ広い
いや、747とか787とかが巨大なのはわかってました。
でも目の前で見ると本当にデカイ。
車輪だけでもあたしの腰より高かったし、2階建てになってる747を輪切りにしたものも目の前で見るとすごく大きかったし。
機体のシリーズごとに別れている製造工場のビルも、それぞれの扉がアメフトのフィールドの大きさと同じだって言うし。
ビルの真ん中に一直線にある部品なんかを運び入れるためのトンネルも、端から端まで見えないくらい長いし。
実際、Boeingのここの製造工場は容量の大きさ世界一でギネスに載っているそうです。
結構な数の航空機を製造している
製造工場がめちゃくちゃ広いと言っても、機体自体が大きくて一度に生産されてるのはビルごとでせいぜい2機だし、生産数はそんなに大したことないのかと思いきや、結構な数でした。
一番発注が多いのは737なんですが、これは月に50機近く生産してるとのこと。
自動車なんかと違って、発注がないと作らないのでホントにそれくらい発注されてるわけです。しかも、現在月々の生産数を10機くらい増やそうとしてると言ってました。
ホントにそんなに需要があるの?って感じなんですが、75,000回離着陸したら大体ライフサイクルは終わりということになってるらしく、ほぼ確実に(その航空会社が廃業しない限り)買い替えがあるそうです。
あと、旅客機には車検みたいなものもあって、最初の1、2回はそれほどでもないけど、3回目からはコストも100万ドルくらいかかるようになるとのこと。
なので、買い換えると燃費がぐんと上がってそちらでコスト削減できる場合などは、ライフサイクルが終わる前に買い替えるケースもあるそうです。
戦争に関するアメリカの視点が全然違っていた
第二次世界大戦でアメリカは日本に勝ってるので視点の違いは当たり前なんですが、いかにBoeingが勝利に貢献したかという視点で戦闘機製造の解説がありました。
「これだけしてこんなに大勢のアメリカ兵を犠牲にしたのに、日本は降伏しなかったのです……」みたいな語りで話が進み、「そして長崎と広島に原爆を落とすと日本はようやく降伏しました」とナレーションがあったあと歓喜する大衆の映像が流れてきたので、泣きそうになりました。そうか、向こうの立場にいたら大喜びに決まってるよね……みたいな。
あとどうでもいいんですが、We Can Do It!のポスターのお姉さんみたいな人たちがホントにこういう格好をしてB-52作ってました。
宇宙船や宇宙機器の開発もしている
今村は知らなかったんですが、BoeingはCST-100-Starlinerっていう宇宙船を作ってました。
これと一緒にJeff BezosのBlue Origin、Elon MuskのSpaceX、Richard BransonのVirgin Galacticに関する概要も展示されていました。
3社とビジネス関係があるのかについては何も書かれてなかったので、なんでこの3社の話が出てきてたのかよくわからなかったんですが、この3社がやってることが発展してホントに2時間くらいでアメリカから中国まで飛べるようになったら航空業界も大きく変わる可能性大ですよね。
読者プレゼント
てことで、いろいろ楽しかったので、読者のみなさんの中から抽選でBoeingグッズを1名様にプレゼントします。
これ↑
飛行機の形のホッチキスです。
手のひらサイズでかわいいんですが、結構ずっしり重い感じです。Boeingの箱入り。
応募手順
ツイッターとブクマで応募できることとします。
どちらも場合もハッシュタグ「#ボーイング読者プレゼント」をつけてください。プレゼント欲しくないけどツイートやブクマしたい人のため、ハッシュタグがついていないものは抽選から除外します。
また、重複をチェックするのがめんどいので、ツイッターとブクマの両方で応募するのもアリとします。(当選確率が2倍になります)
締め切りはアメリカ時間6月4日月曜日の朝(日本時間6月4日夜)とします。もしかすると今村の都合で抽選はそれよりあとになるかもしれませんが、その場合はその時点で応募されているもの全部を含めます。
抽選ルール
ツイート経由の応募者のリストとブクマ経由の応募者のリストを合わせ、重複は除かないまま、なんらかのランダム選択機能を使って1人選びます。
公平にやったかどうか証明する方法があるのか考えてみましたが考えつかなかったので、この辺はクレームなしでお願いします。
当選発表
当選者には今村から連絡します。
ツイッターの場合はDMで、ブクマの場合ははてなIDをたどってプロフィールのページにツイッターのアカウントがあるかチェックして、あればツイッターのDMで連絡します。ツイッターがなくてもブログへのリンクがあればブログの最初のページに問い合わせ先があるかチェックして、メール、ツイッター、お問い合わせフォームのいずれかがあればそこから連絡します。
連絡ができない場合、残りの人を対象にもう一度抽選します。
連絡できた時点で一旦、ツイッターとこの記事の更新の両方で当選者の発表をします。
当選者発表後の手順
今村から連絡があったら36時間以内に配送先を指定してください。
できれば日本まで持ち帰らずにアメリカから発送したいので、36時間以内に返事がない場合は再度抽選して別の人を繰り上げ当選とします。
予告
Amazon関連では、Amazon Go、本社ツアー、行かないと言っていた株主総会、Amazon Booksなんかも行ったので、それに関する記事も近いうちに書きます。のんびり待っててもらえると嬉しいです。
ではでは。
追記:読者プレゼント当選者
#ボーイング読者プレゼント の当選者は@teamkaka10 さんでした~。 🎊🎉🎊🎉 pic.twitter.com/QgK1S5TV1S
— 今村咲 (@saki_imamura) 2018年6月5日