経済的自由のススメ ~そのあと~

経済的自由を得て現役引退したあとの生き方

リタイア後、そしてコロナショック後に改めて思ったこと

5月は3本もブログを書いたのに、6月は1本も書かなかった今村です、こんにちは。

もうすっかり「書きたくなったときだけ書く」スタイルになってます。

それはいいとして、今日は何を書きたくなったのかと言うと、現役引退後、そしてコロナショック後の考え方の変化についてです。

今村が正式に現役引退したのは2019年の5月だったので、現時点で1年以上経った計算です。また、2020年2月末頃からコロナの影響で市場が暴落し始めたので、現役引退1年足らずで市場暴落の経験をしたことになります。

そんな中、いろいろ感じることもあり、昔書いた記事の内容をちょっと改訂・補足したいなと思うようになりました。

……ので、今日はそれやります。

適当に読みたいところだけ読んでくださいませ。

投資するときに考えたい自分のライフサイクル

まずこれ。3年以上前に書いた記事です。

www.saki-imamura.com

自分で言うのもなんですが、今でも十分通用する記事だと思います。

ただ、人生100年とするとまだ折り返し地点の一歩手前という年齢で現役引退し、この記事で言う「衰退期」に実際突入してみて思うのは、

  • 余裕を持ってリタイアしていて、
  • 投資を続けられる人生の時間もまだ長い場合、
  • 衰退期だからと言って投資リスクの最小化を計る必要はない

ということです。

上の記事の数ヶ月後にこの記事を書いた時点で、このことについては薄々気づいていました。

でも今回、実際に労働所得がない状態でコロナショックがきたとき、市場から撤退しておこうとか全く思わなかったし、下落中もずっと普通に買えていたので「やっぱり自分のリスク許容度は全く下がっていない」と確認しました。

つまり、「ライフサイクル」という考え方は、普通のパターンでは役に立つかもしれないけれど、余裕のある早期リタイア組にはあまり当てはまらないということです。

早期リタイア組のリスク許容度は、ライフサイクルではなく、残りの投資期間がどのくらい長いのかと、どのくらい余裕を持ってリタイアしたのかによって決まります。

更に、リスク許容度をリタイア前のレベルに保てるのであれば、(少なくとも理論上は)リタイア後の想定リターンもそれほど下げなくていい計算になります。

今村の場合、もともと

  1. 年金もソーシャルセキュリティーも老後資金としてあてにしない
  2. リタイア後の想定運用リターンは低めに見積もって3%
  3. その3%も年齢とともに徐々に下がっていく想定

という超控えめな設定だったので、想定リターンをもっと上げて良いのなら更に余裕ができるし、逆にもっとリスク許容度を上げても構わないかも……という状況になっています。

個人的には、現役時代に早く仕事を辞めたいという気持ちがなかったので「こんなことならもっと早く仕事を辞めればよかった!」みたいなことは思いませんでしたが、実際に仕事を早く辞めたくて早期リタイアを目指している人は、「ライフサイクル」よりも、先の長さ、資金の余裕度、リスク許容度の3つを考慮して時期を決めると良いのではないかと思います。リスク許容度を保てるのなら、思ったより早くリタイアできるかもしれません。 

グッときた銘柄を買って放置する投資法

こっちは4年以上前に書いた記事です。

www.saki-imamura.com

基本的なことは変わっていません。

ですが、ここ数年感じているのは、市場はどんどん理論株価を先回る傾向になってきている、ということです。

以前は、割安になったところで買って放置しておけば大体は市場が理論株価に追いついてくるというパターンでしたが*1、今は市場の期待が先走ってあとから理論株価がついてくるパターンが増えている気がします。

要は、理論株価で見た割安感を条件にすると買うタイミングが訪れないケースが増えているわけです。

なので、ここ数年は、グッと来るならあんまり割安感を重視しないで買っちゃうことが多くなっています。

 

もう1つは、今回のコロナショックで改めて思ったことですが、市場が一斉に下がっても同じレベルで下がらず市場より早く戻ってしまう銘柄がある、ということです。

なに当たり前のこと言ってるんだ?って感じですが、今村は「暴落時には前からグッと来ると思っていた銘柄を買い足せばいい」と安易に考えていました。

でも、今回その辺りの銘柄は「これなら安い」と思うレベルまですぐに下りませんでした*2。そしてそういう場合はどうするかを事前に考えていませんでした。

とは言え、市場全体が下がって戻ってくるシナリオは確実だと思っていたので、何も買わないという選択肢は自分の中ではなく、結局コロナ相場では、

  • モートの条件をかなり緩め、
  • ずっと保有する前提も捨てて出口戦略を設定して*3買い、
  • 目標価格に到達したら利確

という、今村史上初*4の短期トレードも多くやることになりました。

つまり、グッと来た銘柄を買って放置という長期投資法は、暴落時の戦略としては足りなかった、ということです。

今後は、こういう事態に備えて普段からもう少し幅広い銘柄を見ておこうと思いました。

個別株・セクターファンド・インデックスファンドの使い分け

個別株、セクターファンド、インデックスファンドの使い分け*5については、やっぱり2~3年前にこの記事とかこの記事とかで書いていますが、基本的に今村は

  • 個別株:グッと来たものを買って放置する集中投資のツール
  • セクターファンド:個別株を補ったりトレンドに乗ったりするツール
  • インデックスファンド:他に良い選択肢がない場合や、考えるのが面倒なときに使うツール

という感じに位置づけています。

この考え自体は今でも変わっていません。

ただ、こっちの記事にも書いてますが、

www.saki-imamura.com

当社比的に言うと、実績は今までずっと

個別株 > セクターファンド > インデックスファンド

だったんですよね。でも

  1. 仕事をしていたときは仕事が優先で投資に時間を使いたくなかった
  2. 自分でやってもセンスがなくてダメなセクターがある

という理由で、全部個別株にしていませんでした。

でも、現役引退したら「時間は作れるようになったんだから、もう少しやれば?」と思うようになりました。なので、今までセクターファンドを買っていた口座でもぼちぼち個別株を買い始めています。

ETFを使わなくなることはないと思います。苦手なセクターとかはやっぱりETFにしときます。

でも、今後はファンドの比率を減らして個別株を増やします。使い分けの理論は変わらないんですけどね。

資産とポートフォリオの推移

以前、以下の記事で、2003年から2017年までの資産とポートフォリオの推移を見せたことがありましたが、

www.saki-imamura.com

ついでなので最新版を公開しておきます。

長くやってればそれなりの結果になるもんだ、という証拠の更新です。

資産

緑の棒グラフが資産、オレンジの棒グラフが負債、赤の線グラフが純資産です。

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ポートフォリオ

緑の線グラフがポートフォリオの評価額で、水色の線グラフが取得額です。

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まとめ

……てことで、リタイア後1年しないうちにコロナショックが来て、考え方ややり方が自分の中でいろいろ更新されたので、記録しときました。

これは決して「この投資方法がいいよ」という話ではありません。

「自分なりのやり方を考えて、何かあるごとにそれを検証して更新するといいよ」という話です。その例です。

リタイアしてる・してないにかかわらず、コロナ相場の1人反省会とかもするといいと思います。

今村はしました。反省点てんこ盛りでした笑

次回の暴落は今回よりもっとうまく活用します。

 

*1:もちろん万年割安株もあるので絶対ではありませんが。

*2:1月、2月上旬時点の株価を高くなりすぎと思っていたから余計にそう感じたという部分もあると思います。

*3:通常は価格で利確や損切りを決めるやり方は一切していません。

*4:今まで1年未満で売却したことはありませんでした。

*5:よく個別株vs.インデックスみたいな議論を見かけますが、どっちが良いという話ではなく、どう使い分けるかと考えた方が良いのにと常々思っています。