お久しぶりです~。
最近は月1ペースでしかブログを書けていない今村です、こんにちは。
いやあ細切れにはいろいろあるんですが、まとまったことを人様に理解してもらえるように書こうとすると、やっぱり産みの苦しみがあったりするんですよね。
今回書きたいことも今の自分にうまく書けるのかちょっと自信がなくて、ここ数日迷っていました。でも迷っているのが面倒くさくなってきて伝えたい気持ちが勝ったので書きます。
自分を知るということについてです。
もう3年も前の話ですが(!)、こんな記事を書きました。
今回は「スイートスポットを見つけるうえで核心となるのは実は自分を知ることだ」という話なので、興味がある人はまずスイートスポットについて書いてある上の記事を読んでから戻ってきてください。
自分を知るということ
まずは「自分を知る」とはどういうことかという話ですが、みなさんは「自分を知る」と聞いて思い浮かべるのは何ですか?
適性検査、能力判定、学力テスト、性格診断、職場や学校での評価とかですかね?
あとは、生い立ち、経験、好み、得手不得手とか?
確かにこれらはどれも自分の側面を知る手がかりになるものです。
でも、自分の人生をどう生きるかという文脈で言う「自分を知る」というのはもっと踏み込んだ話です。
自分の心が震えるのはどんなときか?とか、
自分の魂が求めているのは何か?とか、
自分を突き動かすのは何か?という話です。
自分は一体何しに地球に来ているのだ?ということを知るのが自分を知ることなのです。
どうですか?そういう意味で、あなたは自分のことを知っていますか?
人が生まれてくる意味
「自分は一体何しに地球に来ているのだ?という話」と言うと、なんだか大げさに聞こえて人類を救ったりしなくちゃいけないような気がしてしまうかもしれません。でも、人が生まれてくる意味はそういう難しい話ではないと今村は思っています。
今村の解釈はもっと単純で、魂は肉体がないと体験できないことを体験しに来ている、です。
友達と笑い転げてお腹が痛いとか、子供の卒業式を見て涙が出たとか、失恋したらしばらく何も食べられなかったとか、そういう類いのことです。
魂は概念を実践しに来ている、とも言えるかもしれません。
泳ぎ方を理論的に知っていたら泳げるのかと言うとそういうわけでもない、という話に似ていて、信頼とか愛情とか勝利とか敗北とか、体験しないとどう感じるのかわからないことはこの世にたくさんあります。
そういう中で、人は実際に自分は何を体験したいのかを選び、それによって自分の個性や人生の意義を創り出すんじゃないですかね。
そう考えると、「自分を知る」ということは、自分が具体的に何を体験したいのかを知ることであり、自分の人生をカスタマイズするうえで極めて重要なポイントであるということがわかります。*1
自分を知るプロセス
ではどうやって自分を知れば良いのか?という話ですが。
本当のところがどうなのかは置いておいて、便宜上、というか経験上、今村は自分のことを
- 本質的な自分=自分の魂であり、「自分を知る」と言うとき指している自分
- 潜在意識=魂と表面的な自分の橋渡し役
- 表面的な自分=日々みんなが「自分」と思っている顕在意識+肉体
というふうにわけて考えています。
そして、この関係性の中で
- 本質的な自分が直接的に発信してくる情報と
- 潜在意識を介して間接的に発信してくる情報をキャッチし
- 解釈して
- 何かこちらから問いかけてみる
というプロセスを繰り返して、表面的な自分が本質的な自分を知ろうとしているんだとイメージしています。
自分を知る実践方法
じゃあ本質的な自分である魂はどうやって情報発信しているんでしょう?
今村が現時点で知る限り、情報発信のパターンは少なくとも3通りあります。以下、パターンごとにどう実践できるかまとめます。
無意識が勝手に出てくるパターン
普段は自由に出てくることができない本質的な自分が、表面的な自分のすきを突いて出てくるパターンの魂の情報発信です。
無意識に何かしていたとか、気づいたら何か口走ってたとか、とっさに身体が動いて何かしたとか、そういうのですね。
魂からの一方的なコミュニケーションなので、表面的な自分にはあんまりコントロールできません。受け止めて使うのみです。
あえて言えば、本質的な自分がすきを突いて出てこられるように、表面的な自分がリラックスすることを心がけると良いかもしれません。常に緊張してストレスがある状態だとあんまり無意識は出てこれない気がします。
いずれにせよ、無意識が勝手に出てくるのは自分の本心がストレートに出てくるパターンなので、解釈はあんまり必要ないかもしれません。大抵は即座に「ああ、自分は本当はこう思ってるんだ……」とわかります。
感情が勝手に湧いてくるパターン
勝手に湧いてくる感情も魂からのメッセージです。「勝手に湧いてくる」というのがポイントで、自分の心が何らかの形で反応したことを示します。
ここで注意して欲しいのは、「◯◯で嬉しいなぁ」とか「◯◯だなんて悲しい…」みたいな、顕在意識が状況を分析して感じている「感じるべき感情」的なものは魂からのメッセージではないということです。感情は感情でも、そういうのは表面的な自分が考えて作った感情なので、混同しないように気をつけてください。
勝手に湧いてくる感情を介した魂のメッセージでは、何を言わんとしているのか即座にわかることもありますが、そうでないことも結構あります。
なんでこんなに惹かれるんだろう?とか、なんで涙が出ちゃうんだろう?とか、理屈で全部説明しきれない強い感情なことが多いです。
その場合、対応のコツは「それは◯◯だからだよね」と表面的な自分が勝手に理由付けしないことです。
その代わり、「どうしてそう感じるの?」と自分に問いかけておきます。そうすると、不思議なことにしばらくしてから「あっ!そういうことか!」みたいなひらめきが答えとして出てきます。
これが一体どんなメカニズムなのかは今村もよくわからないんですが、便宜上、潜在意識が間に入って答えを聞いてきて提示してくれてるんだと解釈しています。
また、勝手に湧いてくる感情に関しては、一方的に受け取るだけでなくてこちらから試すことも可能です。
「こういうものを見たらぐっとくるかも」とか「こういう体験をしたら自分の心はどう反応するんだろう」みたいなことを考えて行動すればいいんですね。そうして、実際に感情が勝手に湧いてくるかどうか観察すると、いろんな自分を知ることができます。
潜在意識を介して顕在意識に何か示してくるパターン
上の2つは魂の直接的なコミュニケーション法ですが、魂は潜在意識を介して間接的にメッセージをくれることもあります。
示唆的な夢を見るとか、ふいに何かを思い出したり閃いたりするとか、何かが目について仕方ないとか、そういうのです。
上で触れた「問いかけしておいて受け取る答え」の場合、(少なくともあたしの経験では)具体的な答えがストレートに出てくるので解釈はあまり必要ありません。むしろ(あたしの経験では)勝手な解釈をする余地がないものが出てくることが多いです。
でも、問いかけをしていないのに何か閃いたり夢を見たりする場合、なんのことかパッとわからないケースもわりとあります。
そういうときに一番良い対応は、即座にそのことについて考えてみることです。
連想ゲームのごとく「◯◯って言ったらアレでしょ、あのときはこういうことがあったんだよね……」みたいな感じで考えていると、潜在意識が「近い!」「そっちじゃなくて!」「あっ、それそれ!」と反応してくれるような感覚があって、わりと簡単に「あっ!こういう意味ね!」とわかったりします。
他のパターン
あたしが認識していないだけで、他のパターンもあるかもしれません。
自分の子供とかペットとか、愛情しか感じない相手を見ていて「ああ、こういうときこの子はこういう反応をするんだな」と気づくことってありませんか?
要は、あんな感じで自分を優しく観察してあげるのが大事なんじゃないかなと思います。
普段から「そんなことできない」「自分には無理」みたいなことを口癖にして、自分を否定している人は、魂が言いたいことを言い出せない環境を作っている可能性大です。気をつけてください。
自分を知ることで得られるもの
このように、自分のことを観察して問いかけを重ねていくと、「自分はどんな人間になりたいのか」「どんな体験をしたいのか」というスイートスポットの図で言う情熱や意義に関わるポイントが見えてきます。
つまり、自分の方向性が得られるというわけです。自分は結果的にどうなりたいのかが見えてくるんですね。
だから具体的に何をするのか?っていうことに関しては、やっぱりいろいろ試してみないとわからない部分があります。でも、自分を知るすべを練習して身につけておけば、そうやっていろいろ試す間も方向性を常に修正していくことができるわけです。
そして何と言っても、得られるもので一番大きいのは自分を突き動かすエネルギーです。
今村は「パリに行ったら絶対オランジュリー美術館に行く!行けなかったら泣くかも!」という勢いで最近パリに行きましたが、ある意味あなたの魂も「地球に行ったら絶対◯◯する!できなかったらめっちゃ泣く!」と思って地球に来てるわけです。たぶん……。
だから、自分の魂の望みがわかってしまったら、それを叶えようとしない自分はありえなくなります。望みを知りつつそこから目をそらして生きていく苦悩の方が、失敗するかもしれなくてもそこに向かう苦労よりずっと辛いからです。
それに、自分を突き動かす力が起動し始めてしまったら、苦労はそれほどの苦労ではなくなります。「成功したかったら好きなことをしろ」とよく言いますが、あれはつまり自分を突き動かすことをしろということなんですね。
まとめ
……ということで、一応渾身の説明をしたつもりですが、どうですかね?
もしかすると怪しいスピリチュアル系の人みたいになっちゃった部分もあるかもしれませんが、なんとなくでもわかってもらえたら嬉しいです。
ちなみに、適性検査とか生い立ちとか自分の側面を知る類いのものは、本当の意味で自分を知るために何を試してみるかを考えるときのヒントになるし、自分を知って方向性がわかった後に、どんな手段や戦略で進むか決めるうえでも役立ちます。
あの類いのものはダメとかいう話ではなくて、方向性は自分に関する評価ではなく自分の中にあるもので決めたほうがいいよ、という話です。
自分の心がなんと言っているのか読み取る練習をして、自分の望みを叶える努力をすると、人生は本当に変わります。
是非「自分を知る」ということを考え直して実践して、いい感じに自分の人生をカスタマイズしてください。
*1:人生の意味の解釈は人それぞれなので異論がある人もいると思いますが、今回はこの仮定で読み進めてください。「人生の意味なんて考えたことがない」とか「考えたことはあるけどわからない」という人は、何かベースになる考えを持っておくとそれだけで人生が少しやりやすくなるので、今村論を採用してちょっと試してみてください