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最高の人生になる体験したいことリスト+やりたいことリストの実践法:本編

こんにちは~~、今村です。

少し前にこういうことを書いて宿題を出しておきましたが、

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今回はその本編です。作成したやりたいことリストと体験したいことリストから自分を見直し、リスト自体も見直し・修正して、来年のシナリオが書けるようになるところまでもっていきます。

今日は前置きもないので、早速行きましょう。

宿題って何のこと?っていう人は、まず上の記事を読んで、できれば宿題を先に済ませてから戻ってきてください。読むだけ読んで戻ってきてももちろん構いませんが、今回の記事は下準備をやらずに読むとわかりにくいかもしれません。逆に下準備してから読むと学ぶことも得るものも大きくなるはずです。

とにかく、前の記事の内容を理解して下準備が終わっていることを前提に話を進めます。頑張ってついてきてください。

やりたいことリストと体験したいことリストの関係性

まず、重要なポイントとして、やりたいことと体験したいことの関係性を述べておきます。それはズバリ「やりたいことは体験したいことの手段」です。大事なことなのでもう一度言います。

やりたいことは体験したいことの手段である

前回の記事を読んで、なんで似たようなリストを2つ別々に作るんだ?と思った人もいたと思いますが、理由がわかりましたか? 目的と手段の両方を書き出すためでした。

やりたいことリストを作るってわりとよくある話なので、作ったことがあった人も多かったんじゃないかと思います。実際、やりたいことリストを作るとモチベーションが高まって楽しいし、悪くないです。でも、目的を明確化しないまま手段だけ挙げていると、

  • 本当にやりたいのか、なぜやりたいのかなどがよくわからないものが出てくる
  • 優先順位がつけにくかったり、便宜的につけても実行のモチベーションに繋がりにくかったりする
  • やりたいことが際限なく出てきた場合、残された人生や体力は確実に減っていくという不可能に直面する
  • 一旦リストに入れたものを削除したり、全く違う方向性のものを足したりを繰り返していると自分を見失いやすくなる

などの問題が出てきます。なので、体験したいことという形で、そもそも何を得たいのかを同時に考える必要があるのです。

あと「やりたいことは体験したいことの手段である」というのは、もっと突き詰めて言うと「やりたいことは体験したいことの手段でしかない」とも言えます。もう1回言いますよ。

やりたいことは体験したいことの手段でしかない

どういう意味かわかりますか?

手段は1つと限らない、特定の手段でなければならない理由は1つもない、ということです。どうしても◯◯したい、◯◯でなくてはダメだ、みたいな考え方は捨てても全然大丈夫、むしろ捨てて自由に考えるべき、ということです。

やりたいことリストと体験したいことリストから見える自分

では、上の説明を踏まえて、自分のやりたいことリストと体験したいことリストを見ていきましょう。

やりたいこと→体験したいことのつながり

まず、やりたいことを1つずつ見て、体験したいことのどれが体験できるか考えてみてください。やりたいことが体験したいことにつながっていましたか?

つながり方は「1つのやりたいこと→1つの体験したいこと」のときもあるし、「1つのやりたいこと→複数の体験したいこと」のときもあります。

体験したいことにつながっているやりたいことをたくさんリストできていた人は、自分が求めていることに合った手段を無意識ながらも考えることができていたということです。健全で良いです。自分のことを褒めてあげてください。

一方、やりたいことがあまり体験したいことにつながっていなかった人もいると思います。これには2つの見方があります。

1つは、本当の自分はやりたいと思っていないことを表面的な自分はやりたいと思っちゃっているというパターンです。内的要因を無視して外的要因で決めてるやつですね。

周りがしてるから自分もしといた方がいいんじゃないかとか、期待されてるからやった方がいいなとか、そういう理由の「体験したいことにつながらないやりたいこと」が多い人は、それ自体がダメというわけではありませんが、人生の何割まではそれでも良いというラインを決めたりして制限すべきです。多すぎる場合は、削除も考えた方が良いかもしれません。人生は限られてるからです。

もう1つは、体験したいこととして言語化できていないけれど直感的にやりたいと思っているパターンです。自覚できていないけれど内的要因だというやつです。

こういうのは、やってみると見えていなかった自分の側面が見えてくるきっかけになることが多いので大事です。★をつけといてください。

体験したいこと→やりたいことのつながり

では次は、体験したいこと側から1つずつ見て、手段としてのやりたいことがどれほど挙げられているかチェックしてみてください。

それぞれの体験したいことに対して複数の手段が挙がっているのが理想ですが、どうでしたか? すでにそういう状態の人は、本当の自分と表面的な自分の連携がよくできていると言って良いと思います。

でも、体験したいと思っているのに手段としてのやりたいことが1つも挙がっていないというパターンもあるかもしれませんね。具体的にやりたいことが思い浮かんでいなかったとしても、体験したいこととして言語化できていたのであれば、少なくとも自分の心の声が聞けているということなので良いです。これは対策したいので、☆をつけといてください。

自分を知るということの重要性

さて、やりたいことリストと体験したいことリストを並べてその関係性を見たことで、自分で自分のことをどのくらいわかっているか、そしてそれを踏まえてどのくらい具体性があるビジョンを持てているかがなんとなくわかったのではないかと思います。

全然ダメだったわーという人もいるかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です。じゃあここからどうしようかと考えることさえできれば全然オッケーです。

ちなみに、自分を知るということについてはここで書いてるので、良かったら参考にしてください。

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リストの修正、優先順位付け

さあ、ではリストを見直していきましょう。

前回の記事でも言いましたが、基本は、やりたいことリストも体験したいことリストも何かアイデアが浮かんだときなどに随時少しずつ修正・更新するのがオススメです。今日はそれとは別に、やりたいことと体験したいことの関係性を踏まえてリストを見直す作業をします。

体験したいことリスト

「重要なのは体験したいことで、やりたいことはその手段でしかない、特定の手段である必要はない」ですので、体験したいことリストを先に修正します。

まずは、やりたいことリストで★がついている項目を振り返って、自分は何を体験したいのか考えてみてください。案外簡単に「あっ、そうか、こういうことを体験したいのか!」という気づきが得られたりします。わかったら体験リストに追加してください。

パッとわからない場合は、複数の★項目から共通点を探したり、根底にある条件を考えたりしてみてください。やりたいこと自体は重要ではなく「誰とするのか」とか「何の役に立つのか」のようなことがポイントだったりすることもあります。はっきりわからなくても、こういうことかな?というものがあれば体験リストの一番下にメモってください。

これで現時点で出しておきたい「体験したいこと」が一応出揃いました。

ここで、体験したいことを簡単に分類しておきます。どんなカテゴリで分けるのかは人それぞれだと思いますが、人間関係、身体・健康、自己成長、創造など、似たような分野でまとめてみると、それだけで自分の意識がどの分野に向きがちなのかが見えてきます。

更に、どのカテゴリの体験したいことの経験値がすでに高くて、どれがまだ経験値が低いのかも認識しておきます。すでに何度も体験していることは、やりたいこと(=手段)を変えても比較的確実に再体験できることが多いのですが、まだ体験したことがないことやあまり頻繁に体験しないことは、自分にとって難易度が高いということです。

この2つを踏まえて、現時点でのカテゴリの優先順位とカテゴリ内の項目の優先順位をざっくり決めてリストを優先度が高い順に並べ替えておきます。

現状で自分の意識が行きがちだったり経験値が高いところの優先順位を引き続き高くしておくか、そうではないけれどリスト入りしているものの優先順位をあえて引き上げるかなどの判断は人それぞれなので、どちらでも構いません。優先順位付けの参考ポイントにしてくださいという意味です。

これで現時点の体験したいことリストができました。イェーイ!

やりたいことリスト

次はやりたいことリストです。

まずは、体験したいことリストにある☆項目の手段としてやりたいことを考えて、やりたいことを追加してください。

ただ、そもそもどうしたらいいのか簡単にわからないから何もやりたいことリストに挙がっていないパターンがほとんどだと思うので、ちょっと難しいかもしれません。

考えても具体的に何をやれば体験につながるのか思いつかない場合は、やりたいことを挙げるということ自体をとりあえず挙げておくのも手です。どういう手段があるのか調べるとか、すでに体験できてる人を見つけて何をやったのか教えてもらうとか、そういうのですね。

前の記事にも書きましたが、やりたいことは「した・まだしてない」「できてる・できてない」が判定しやすいように書かないとチェックしにくいので、手段を調べて挙げるのも、何をどうやって調べるのか、何をどうやって先人を見つけるのかなど、具体的な行動を考えて書き出してください。

今後だんだん何をしたいのかわかってきたら、その都度やりたいことリストを更新すればオッケーです。

次は、体験したいことリスト全体を見て、☆がついていなくても(=最低1つは手段としてのやりたいことが挙がっていた)手段が十分挙がっていなかったもの、優先度が高いのに手段が他の項目より充実していないものなどに対する手段としてのやりたいことを考えて追加してください。

そして最後に「やりたいことは体験したいことの手段でしかない」ということを思い出して、やりたいことリストに挙がっている項目を一通り見直してみてください。特定の手段しかないととらわれていたりしませんか?見方を変えたら全然違うアプローチの手段があったりしませんか?修正や追加ができる項目があればしてください。

これで現時点のやりたいことリストができました。イェーイ!

来年が最高の年になるシナリオ

ここからは、修正したばかりの体験したいことリストとやりたいことリストを使って、来年が最高になるシナリオを書いて行きます。

シナリオ法自体の説明はこちらでしてるので、概要、シナリオを作ったあとのスケジュールへの落とし方、ダイアリーでの日々の記録なんかはこっちを読んで実践してください。

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体験したいことリストとやりたいことリストは「死ぬまでに」体験したい・やりたいというざっくりした時間軸で作りました。なので、今すぐできるようなこともあれば、何年もかかることもあると思います。当面は手をつけるのも無理なこともあるかもしれません。

要は、来年1年で全部するのは無理、ということです。でも、人生の方向性みたいなものはわかったので、それをもとに来年1年で何をどのくらいできていたら最高なのかを考えます。

ここでポイントは2つあります。

1つは「ちょっと頑張らなくては達成できないけど決して無理ではない」というラインで来年が最高になるシナリオを考えることです。

体験したいこと・やりたいことを実行する計画を立てる時、人はあれもこれもと詰め込みがちになります。楽しいんですからそうなってしまうのは普通なんですが、詰め込みすぎると「期待が高まった→全部できなかった→やる気がなくなってきた」というパターンになります。成功のコツは「頑張ったらできた!→次も頑張ろう→頑張ったらできた!→次も頑張ろう」というサイクルを構築することです。

もう1つは、シナリオの書き方です。

「こんなことをした」「あんなことをした」とやりたいことをやったと書くだけでなく、「めちゃくちゃ感動した」「超うれしかった」「すごく実感した」など、体験したいことを体験したとシナリオにはちゃんと書いておいてください。

シナリオ法の記事にも書いてありますが、別紙に書いたシナリオはダイヤリーの月間スケジュールのページに挟むなどして目につくところに置いておいて、たまに読み返します。読み返す主な理由は、日々の生活に流されて方向性を見失わないようにするためですが、このとき読み返して自分がワクワクするシナリオであることが成功のコツなのです。それだけでモチベーションが上がるので。

あとは上の記事にあるように、シナリオをスケジュールに落とし込んで実行し、ダイヤリーで自分を見守ってあげてください。来年は本当に最高の年になります。

また、毎年続けていくことで人生はどんどん良くなっていきます。3年日記のような形で記録していくことで小さく積み重ねた成長も実感でき、根拠のない自信が育ちます。

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おまけ:自分との約束を宣言

これはまあやってもやらなくてもいいんですが、今村は毎年「自分との約束」をブログに書いて出しています。こんな感じのです。

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シナリオに入っていることの一部も載せてますが、どっちかと言うと、自分の習慣を改めたいとか、スキルをつけたいとか、めんどくさいけどやっておきたいとか、そういう類のことを書いています。宣言したら年末に確認せざるを得なくなる、だから実行するだろう、しないにしてもきちんと考えて実行しない判断をするだろう、という意図でやっています。

シナリオほど頻繁に読み直しませんが、たぶん年に2、3回くらいは読み直していて、わりと効果があると思っています。

まとめ

お疲れさまでした。

体験したいことリストとやりたいことリストは、最初に一から作るのは大変ですが、一旦作ってしまったらあとはメンテ的に少しずつ修正や更新をすれば良いだけなので、作っておくととても楽です。

やりたいことは、体験したいことの手段だと認識すると意外といろいろアイデアが出てきて楽しいです。

体験したいことも、最初は「根本的には人が求めてることなんてみんな似たようなことなんじゃないか」とか「自分が求めててることなんてそう変わらないんじゃないか」とか思うかもしれませんが、年月をかけていろいろ深堀りしていくとそうでもないことがわかってくるので面白いです。

今村のやり方を完全に真似する必要はありません。でも、こういうアングルで自分の人生をプロデュースするのはとても有意義なので、ぜひ一回試してみてください。

みんなの来年が最高の年になりますように。